物語の序盤は小学生の頃に描かれたもの(真田しろさん提供)

【マンガ】自分が好きなものを描く! スキルは変われど今も昔も変わらぬ気持ち 本編を読む

時を経て過去の自分からのリレー形式で描かれた作品

 真田しろさん(@sanada_46)が「小学生の時の漫画が途中だったんで続き描きました」というツイートとともに、ある1本のマンガを公開しました。この作品では、4ページのうち前半で小学生の頃の絵、最終盤で加筆された現在の絵を見ることができます。

 ひとつの作品を通して作者の“成長”が一目瞭然となるユニークな試みに、多くの読者が注目。「圧倒的進化」「これは熱い展開」「唐突に覚醒するタイプの物語か……」「続きの続きをぜひ」などのコメントが寄せられています。

 作者の真田しろさんに、お話を聞きました。

ーー真田しろさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 きっかけは小学生の頃に読んでいた少女マンガの影響が大きいと思います。周りもマンガを読むのが好きな子が多く、友達といろんな話をするうちに「自分でも描いてみたい!」と思い、自由帳に描き始めたのが最初だったと思います。

ーー今回の作品は、どのような経緯で描かれたのでしょうか?

 押入れにしまった背景資料の本を探している時に、このマンガが描かれた自由帳を一緒に発見したのですが、物語が途中で終わっていたのがもったいなく、どうせなら続きを描いてみようと思ったのが経緯です。

ーーご自身が小学生の頃に描いた部分を今になって振り返ると、どのような感想を持ちましたか?

「これぞ小学生が好きそうな王道の少女マンガ!」というストーリーで、展開や作画などいろいろツッコミどころはありましたが、当時はすごく楽しんで描いてたんだな~と思いました。



過去と現在の絵をひとつの作品として連結(真田しろさん提供)

ーー過去と現在の画力などの差は歴然ですが、気付かないうちに徐々にうまくなっていたのでしょうか? それとも何かをきっかけに大幅に上達した実感がありましたか?

 中学生の頃から画塾に通い始めて本格的にイラストを学び、高校は美術系に進みました。高校では造形専攻でしたが、その間もずっと絵は描き続けていたので、楽しみながら少しずつスキルを身に付けていったんだと思います。

ーー作品に対する読者からの反応で、特に印象に残った声があれば教えて下さい。

「笑った」や「面白い!」といった声が多く、楽しんでもらえてよかったと思いました。私も夜中にとても楽しく描いたので……。あとは「自分も小学生の頃に似たマンガを描いてました!」といった声も多く、やっぱりみんな描いてたんだな~と思いました。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 今後も変わらず自分の好きなものを自分のペースで描いて投稿していきたいと思っています。