「教育訓練給付金制度」を使えば最大10万円キャッシュバック
大型免許を取得する際にかかる教習費用は、「教育訓練給付制度」を利用すれば、教習費の最大20%(上限10万円)が教習終了後にハローワークを通じてキャッシュバックされます。
教育訓練給付制度とは、仕事に必要となる資格や技術を習得するために学校や講習・講座に通う場合、その費用の一部を支援する雇用保険の給付制度で、大型免許取得のための教習費用一部支援は制度のなかの「一般教育訓練給付金」にあたります。
なお、給付を受ける対象者は以下の条件を満たす必要があります。
- 在職者である場合、雇用保険の被保険者期間が3年以上であること(初めて制度を利用する方は1年以上)
- 離職者である場合、大型免許の教習開始日が離職日翌日~1年以内で、雇用保険の被保険者期間が1年~3年以上あること
- 過去に給付制度を利用したことがある場合、以前の給付から3年以上経過していること
大型免許の取得を考えている場合、条件を満たすかや詳細についてハローワークのサイトでチェックしてみることもおすすめです。
ハローワーク インターネットサービス(教育訓練給付制度)
(広告の後にも続きます)
大型免許に合格するのは難しい?
2007年に道路交通法が改正され、大型免許は「場内コース」だけでなく、仮免許を付けての「路上」での技能練習が必要となりました。
そのため、教習所では普通免許と同様、第一段階と第二段階にわたって運転を教わることができるようになり、以前よりも初心者に優しいカリキュラムになったといえます。
よって、自動車教習所に通うのであれば、大型免許に合格するのは難しくないといえるでしょう。実際に、教習所に通った人の大型免許の合格率は90%となっています。
AT限定免許の人は少し難しいかも……
ただし、免許をAT限定条件で取得した人は、大型自動車の運転と同時にMT車の運転方法も身につけることになります。その点を考えると、AT限定免許の人にとっては、大型免許の取得は少し難しいといえるかもしれません。
AT限定免許の人は、もともと技能教習の時間が多く取られていますが、難しい場合は補講を検討しましょう。なお、補講を受ける際は別途料金が発生します。