大型免許取得方法と費用・時間の目安

鮫洲運転免許試験場
鮫洲運転免許試験場(東京都)
出典:wikipedia.org Author:駿遠線 CC 表示-継承 4.0

教習所で取得した場合の時間と費用

取得済み免許 教習所最短日数 免許取得費用
中型免許(MT車)
(2007年法改正以前取得の普通免許)
10日 20万~25万円
普通免許(MT車) 13日 30万~35万円
中型免許 7日 18万~23万円

合宿免許で取得した場合の時間と費用

取得済み免許 合宿最短日数 免許取得費用
中型免許(MT車)
(2007年法改正以前取得の普通免許)
9日 19万~24万円
普通免許(MT車) 12日 26万~36万円
中型免許 7日 15万~21万円

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大型免許取得の教習内容とは

大型免許取得に必要な「深視力」

大型免許を取得する際にはその適性としてとくに「視力」が重視され、一般的な視力検査に加え、「深視力検査」を受ける必要があります。

深視力とは、「物の奥行・遠近・立体感を正しく捉えられる力」をいい、その検査は「三桿(さんかん)法」と呼ばれる「奥行知覚検査器」を使い行います。

具体的には、検査器内に並んだ3本線のうち真ん中1本が奥や手前に動き、3本線が横一列に並んだと感じたときスイッチを押すといった検査を3回実施し、その平均誤差が2センチ以下でなければならないというものです。適性検査の内容は以下のとおりです。

  • 視力(両眼0.8以上、一眼ずつが0.5以上)
  • 深視力(奥行知覚検査器を使い3回検査)
  • 色彩力(信号機を判別できる)
  • 聴力(両耳が10mの距離で90デシベル音を聞き分ける)
  • 運動能力(運転操作に支障がない体幹であるかどうか)

免許取得に必要な視力は?更新時の検査で不合格になったら?

第一段階の教習内容

大型免許を取得する場合、その教習は「第一段階」と「第二段階」に分かれます。第一段階は「場内コース」を使用して運転技術を身につけ、第二段階は「路上」においての教習となっています。第一段階の教習内容は下記のとおりです。

  • 車の乗降りと正しい運転姿勢
  • 車の運転装置や日々の点検整備取り扱いかた
  • 大型車特有の運転死角と車両感覚を理解した運転操作
  • 発進・停止をはじめとする運転の基本操作
  • 目標に合わせた停止や時期に見合った発進・加速
  • 曲がり角・カーブの通行方法
  • 坂道の発進方法
  • 後退(バック)
  • 狭い道の通行方法
  • スムーズな隘路(あいろ)侵入(狭い場所での方向転換と停車)
  • 正しい通行位置選択と進路変更や障害物対応
  • 直進・右折・左折といった交差点通行、標識・信号に合った通行
  • 見通しの悪い交差点の通行
  • 踏切の通過
  • 急ブレーキ
  • みきわめとなる教習効果確認

第二段階の教習内容

場内での教習「第一段階」をクリアした後、技能終了検定を受けて合格すると、路上教習となる「第二段階」へ進むこととなり、状況を踏まえた応用的な走行を学んでいきます。第二段階の教習内容は下記のとおりです。

  • 適切な通行位置や進路変更を含めた流れに沿った車の走行
  • 実際の直進・右折・左折といった交差点通行、標識・信号に合った通行
  • 歩行者を始めとした保護
  • 交通状況や道路状況に見合った運転
  • 適切な縦列・駐停車や方向変換
  • 経路の組み立て
  • 急ブレーキ
  • 危険を予測した適切な運転
  • みきわめとなる教習効果の確認

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