大型免許の一発試験・一発合格はできる?
注意!一発試験の試験車は10トン
大型免許を取得するには教習所・合宿を利用するのが一般的ですが、試験場・運転免許センターで「一発試験」により取得することも可能です。
しかし一発試験の場合、試験に使用する車は4トン車ではなく10トン車となっているため、ハードルは高いと言えるでしょう。
また、教習所に通った人の大型免許の合格率は90%なのに対し、一発試験での合格率は30%前後だそう。つまり、教習所に通わない人でも3~4回受験したら運転免許センターの技能試験に合格できると考えてよいでしょう。
大型免許の一発試験にかかる費用
一発試験の場合の費用は地域によって違いがありますが、東京都の場合を例にすると、おおむね以下のとおりです。
- 受験料:4,100円
- 試験車使用料:2,500円
- 免許証交付料:2,050円
- 講習受講料:22,000円
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バイクや特殊自動車の大型免許は?
その他、大型車両を運転できる免許には、自動車では「大型特殊免許」、二輪車(バイク)では「大型自動二輪免許」があります。
大型特殊免許は運転経歴ゼロでも取得できる!
大型特殊免許とは、クレーン車や除雪車、農耕用トラクターなどの大型特殊自動車を公道で運転するための免許。普通免許と同じように第一種と第二種がありますが、通常は第一種を取得します。
大型特殊免許を取得すると、原付のほか大型・小型特殊自動車を公道で走行させることができますが、建設現場などでの作業には別途「作業免許」が必要です。
大型免許と異なる点は、大型特殊免許のみでは普通自動車は乗れないこと、他の免許の取得・運転経歴に関係なく18歳以上であれば誰でも取得できることが挙げられます。
大型自動二輪免許を取得すれば全てのバイクに乗れる
大型自動二輪免許は、すべての排気量の二輪車(バイク)を運転できる免許です。「大型自動二輪車免許」と「AT限定大型二輪車免許」の二種類がありますが、乗ることができるバイクの種類を考えるとMTバイクも乗れる「大型自動二輪車免許」の取得が現実的でしょう。
大型免許と異なり、大型自動二輪免許の取得には他の免許の取得・運転経歴は関係ありませんが、全くの初心者が教習を受けてもスムーズな免許取得は難しいため、多くの人が小型二輪→中型二輪→大型二輪と、排気量区分をステップアップさせていくようです。