「福岡の古民家・文化財的な宿3選」歴史ある街並みと宿泊を楽しむ!

今話題の文化財や古い建物をリノベーションした素敵な宿は、福岡にもいっぱいあります。今回は、宿があるまちを体感できるような、文化と歴史を物語る福岡県内の文化財的な宿を3軒セレクトして紹介します。太宰府、八女、うきはと、そのまち自体もとても魅力的なので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

今、なぜ古民家や文化財的宿に注目が集まるのか

福岡・九州は魅力的な温泉地、温泉宿がものすごく多く、最新の情報については、フクリパでも最近まとめました。

 

▼【2024最新】福岡から2時間以内「九州の温泉宿&スポット13選」
https://fukuoka-leapup.jp/tour/202403.26117

 

でも、今なぜ古民家や文化財的な宿が注目されているのでしょうか。

 

1つは、全国津々浦々、地域の宝を見つめ直そうという動きがあり、地域にある文化財や古民家を活用する動きがあるからです。

 


Craft Inn 手[té] (C) Koichiro Fujimoto

 

国の観光立国の方針としても、コロナ禍前からのツーリズムの傾向としても、もとからの有名な観光地や温泉地でないエリアが自分たちの地域の魅力を開発&磨き上げをして、国内外に発信する事例が増えています。

 

「地域にあるコンテンツ、宝の原石を磨き上げる」という意味で、もとからあった祭りや伝統工芸、自然体験や文化体験などのコンテンツに、古い建物や文化財が挙げられます。

 

古民家というのは、おおよそ築50年がたつ家を指すとのことですが、各地に空き家にもなっている古い家屋はたくさんあります。取り壊されてしまうと、元に戻すことはできません。地域の文化や営みを未来にもつなげていく活用法です。

 

そして、もう1つの要因は分散型ホテルというコンセプト。平たくいうと、地域に点在している建物のひとつひとつに役割を持たせ、地域全体を1つの宿泊空間に見立てるのです。

 


ホテルカルティア 太宰府

 

「ここはフロント、この場所は客室、別な古民家をレストラン」という風に。訪れる旅行者がまちを回遊し、そこならではの文化と暮らしに触れ合うことができるのです。全国各地に「分散型ホテル」を志向する地域が増えてきました。

 

旅の仕事をして思うのですが、全国各地に宝箱のように、素晴らしい文化や食、自然が息づいています。それを意識して開発している地域が近年急激に増えているのです。

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歴史ある街並みと一緒に楽しんでほしい「福岡県の古民家・文化財的宿3選」

福岡県にもしっとりした歴史文化を感じる地域がたくさんあります。ここでは、私のおすすめの3つの地域の見どころとそこにある宿を紹介します。

 

車だけでなく、公共交通機関でも行けます。部屋数が少ないので、「行きたい」と思ったらすぐに予約を!