果たして大物トラウトは釣れるのか

1月中旬に「大物トラウトを釣りに行こう!」と友人を誘い、嵐山フィッシングエリアを訪れました。この日はあいにく雨だったのですが、気温はそこまで下がっておらず、風もないので釣りをするには問題ありませんでした。雨のせいかほかのお客さんも1名だけと、わずか3人で広大な釣り場を自由に独占。

私は、トラウト釣りでは基本的に最初のルアーにスプーンを使います。朝一番は魚の活性も高いため、派手なスプーンでやる気のある魚を釣っていきます。そのときに「反応の多い層=魚の釣れる層」を見つけ、徐々に活性が落ちてきたらアピールの弱いスプーンに変えていく。そして、クランクフェザージグなどにローテーションしていきます。
冬場は水温が下がるため、魚の反応のよい層が底(ボトム)に集中することが多くあります。その場合は、バイブレーションなどのボトムを攻めることができるルアーで釣っていきます。

さて、いつもならじっくりとスプーンで探るのですが、冬は深場で釣れるもんだとの思い込みで、ボトムの釣りからスタートしました。
朝一番、活性の高い大物トラウトをボトムで釣ってやろうと意気込んでいたのですが、Aエリアでは反応が芳しくありません…。そこで、とりあえず魚を釣ろうとBエリアに移動し、いろいろなルアーでボトムレンジを探ってみましたが状況は変わらず、友人も同じく釣れていないようでした。ところが、さっきから横のお客さんはコンスタントに釣れ続いています。このままでは寂しい結果になってしまうと思い、思い切って話しかけてみました。

「こんにちは、お上手ですね。私ぜんぜん釣れなくて…、どうしたら釣れるのでしょうか?」すると、そのお客さんはとても丁寧に釣り方やポイントを教えてくれ、お陰で私も、段々と調子よく釣れだしました。どうやら魚の反応がよいのは比較的上の層だったようです。また、横の動きより縦の動きに反応がよいようで、ミノーや小さなスプーンで上下に動かしてアピールする方がよかったようでした。

当日のコツを教えてもらい調子よく釣れるようになってきたので、あとは大物を釣るだけです。大物のたくさんいるAエリアに戻り頑張っていると、待望のアタリがありました! 慌てずゆっくりとアワセを入れ、大物特有のトルクフルな走りがくるはず…と思ったのですが、なんだかいつもと違う引きに「これは違うな…」と察しました。そして案の定上がってきたのは、ビッグトラウトではなく40cm近い立派なイワナでした。

結局、この日は大物に出会うことはできなかったのですが、それでも1日雨の中、たくさんのニジマスやイワナに遊んでもらうことができました。


この日釣れた40cm近い立派なイワナ

参考タックル

●ロッド

トラウトワン AS S60XUL(シマノ)

●リール:

サハラ 1000(シマノ)

ライン

フロロカーボン 1.5lb

●ロッド

プレッソ ST 53XUL-4(ダイワ)

●リール:

レガリス LT1000S(ダイワ)

●ライン:

エステル 0.4号

●ロッド

カルテラス オーバーシーズ58

●リール:

アルテグラ C2000SHG(シマノ)

●ライン:

PE 0.2号

●ロッド

アブガルシア マスビート3 634L(ピュア・フィッシング・ジャパン)

●リール:

ソアレCI4+ C2000PGSS(シマノ)

●ライン:

ナイロン 3lb

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マナーを守って気持ちよく!
「嵐山フィッシングエリア」のルール紹介

関西でも大物釣りで人気の嵐山フィッシングエリア。みんなでルールやマナーを守って楽しく1日を過ごしたいですよね。管理釣り場は各釣り場によってさまざまなルールがありますが、当施設にあるルールのいくつかを紹介したいと思います。

・キープ数は5尾まで。ただし1日券を購入した方は50cm以上の大物も1尾だけキープしてOK・スカリ、フィッシュグリップの禁止。キープする際はクーラーボックスなどに入れてください
 (魚をさばく場所、包丁などもあります)
・Aエリアはフェザージグ禁止。Bエリアでのみ使用できます・小さな子どもはライフジャケットを着用してください・事務所前の桟橋は、子どもや初心者の方のための優先スペースとなっています

そのほか、分からないことや気になったことは直接釣り場に確認してみてください。また大変人気の釣り場のため、とくに土日はたくさんのお客さんが来られます。釣りを始めるときは左右の方への挨拶も忘れずに。ちょっとしたことですが、挨拶をすることでトラブルなく気持ちよく1日を過ごすことができますよ。

日本でも有数の観光地・京都にある管理釣り場「嵐山フィッシングエリア」。自然の中でロケーションは最高なうえに、近くには有名なお寺や神社もたくさんあります。午前中は家族で釣りを楽しみ、午後からは京都観光など、家族旅行がてらに楽しんでみるのもよいかもしれません。もちろんガチ釣り勢にとっても、攻略のし甲斐がある釣り場ですよ。
私もビッグトラウトを求めて、今後も頑張ってチャレンジしてみたいと思っています。

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レポーター

プロフィール:東村 良平
兵庫県在住
海のエサ釣りに始まり、ライトゲーム、青物釣り、タイラバを経て、ここ数年は渓流ルアーやエリアトラウト、アユ釣りなどをメインに、家族で釣りや川遊び、キャンプなど自然を満喫。「ライトガチ」をモットーに道具や方法にこだわり過ぎず、楽しむことに全力を注いでいる。
インスタグラム:
@azuman1980 (URL:https://www.instagram.com/azuman1980/)