仕掛を選ぶ3つのポイント

リールに巻く糸はPE0.3号~0.4号、またはナイロン、フロロの4~6lb(ポンド)が標準。私はPE0.4号を30m巻き、その先にフロロカーボンの1号を1mほど接続しています。PEとリーダーは、シンプルにサージェンスノットで結んでいます。

仕掛は各社からいろいろなタイプが出ています。あまりにありすぎて迷ってしまう場合は、以下の3点をチェックしてみてください。

チェックポイントの1つ目は「ハリのタイプ」。ワカサギ仕掛ではキツネバリと袖バリが主流です。一般的にキツネバリは掛けやすく、袖バリはバレにくいといわれていて、少ないアタリを拾っていくような状況ではキツネバリ、多点掛け(一度に何尾も掛かること)が多発する状況や置き竿では袖バリを選ぶアングラーが多いようです。


袖バリとキツネバリ。袖バリはバレにくく、キツネバリは掛けやすいといわれる

2つ目は「ハリの本数」。ワカサギ仕掛には、ハリ数が4本から10本を超えるものまでいろいろなタイプがありますが、釣り座のスペースや手返しを考えると、6本前後が最も使いやすいと思います。


ハリの本数は6本前後が使いやすい

3つ目は「仕掛の全長」。長ければ長いほど広いタナを探れるメリットがありますが、ドーム船では持て余してしまうことが多いため、あまり長いのも困りもの…。私は60cm前後の短めのものをチョイスしています。

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オモリはナス型2号が基本。
底ベッタリの群れには下バリ仕様のタイプも有効

仕掛を道糸(またはリーダー)につないだら、下側のスナップにオモリを装着。オモリはナス型の2号を中心に、1号~3号を準備します。私の場合はほぼ2号で、仕掛が真っすぐに沈まないと感じたら3号に変えるくらい。1号はオマツリなどのトラブルが嫌なので、あまり使いません。
また、ワカサギが底ベッタリで食いが悪いときは、下バリ装着が可能なオモリを使うのも手。下部のハリス止めに袖バリの1号前後を短く付けると効果的です。


オモリはナス型の2号が基準。下バリ装着用のハリス止めが付いたタイプを使えば底ベッタリの群れも食わせやすい

ちなみにハリつながりでは、集魚用のブドウ虫を付けるハリを仕掛の上部にセットする人もいます。かなり効果があるそうですが、私は付けません。理由は……ブドウ虫を触りたくないからです(笑)。


この日私が選んだのはキツネバリ1.5号の5本バリ仕掛。全長は50cmと短い。右は集魚用のブドウ虫をチョン掛けするためのハリ