現在の渋滞情報と次の渋滞情報で「渋滞規模の変化」を確認

交通情報を表示している電光掲示板は、高速道路のインター入口付近や高速道路上に設置されていますが、近年は設置数も徐々に増えてきました。そのため、私たちドライバーは走行しながらこの先の最新交通情報を入手しやすくなっています。

そこで、渋滞については現在電光掲示板に表示されている情報と、次の電光掲示板に表示されている情報の変化を察知し、ルート選択に活かすという有効策があります。渋滞の規模はたえず変化しますので、今みた渋滞情報から、次の電光掲示板の渋滞情報までの間に、渋滞の規模が大きくなることもあれば小さくなることもあります。

先ほどの三角マークに近い考え方ですが、規模が大きくなる傾向なら、迂回するルートを検討し選択することを考える必要があります。逆に渋滞が縮小傾向でも、渋滞自体が大規模で縮小の度合いが弱い場合は、やはり迂回を検討するべきかと思います。そのためにも、今の表示と次の表示を比較して、その差を見極めることが大事です。

(広告の後にも続きます)

電光掲示板を読み解く前の知識のインプットも日頃からしましょう

電光掲示板の渋滞情報を分析する方法をいくつかお話ししました。電光掲示板の渋滞情報には、渋滞の距離と時間が表示される他、渋滞している路線や渋滞区間も表示されています。

つまり、電光掲示板に表示されている渋滞路線や区間を運転手が知っていないと、どこで渋滞しているのかわからない状態になるため、傾向と対策が打てなくなります。日頃から高速道路の路線やインター名・ジャンクション名などを覚えること、高速道路についての知識をインプットすることは重要なことなのです。

高速道路の知識を十分に活用しながら、電光掲示板に表示されている渋滞情報をみて、よりよいルート選択ができるようにしましょう。それが、ドライブの質を高めると同時に、ドライブ全体を楽しくすることにもつながるのです。

■この著者のプロフィール、他の記事はこちら:https://www.mobilitystory.com/article/author/000017/