事故渋滞は規模が小さくても、一気に大規模になる可能性が大きい

渋滞のなかでも一番警戒すべきは事故渋滞になります。というのも、事故渋滞が発生すると事故の規模にもよりますが、通常よりも大幅な所要時間を要するケースが多いのです。

事故が発生すると、事故があった車線がふさがれ走行使用ができなくなります。さらに、追突による二重事故を防ぐために、事故現場の前後で車線規制が行われるため、通常よりもかなり車の流れは悪くなります。そのため、事故渋滞では最初は小さい規模の渋滞でも、たちまち大規模な渋滞になることがよくあります。最初は「1km5分」だった事故渋滞が、次に得た情報では「3km40分」とか「3km60分」になっているなんてこともあるのです。

私が心がけているのは、事故渋滞は読みづらくいきなり規模が大きくなることから、なるべく迂回して回避するようにしています。事故渋滞発生の際は、よくよく渋滞渋滞をみてしっかりルートを吟味することが大切です。

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渋滞の距離と時間の後の「三角マーク」に注目

近年、電光掲示板の渋滞時間では距離と時間の後ろに三角マークの表示がつくことがあります。首都高など都市高速の渋滞情報では、よくみかける三角マークの表示ですが、これにはしっかりとした意味があります。

三角マークは、渋滞の規模がこれから大きくなるか小さくなるかを表した表示になり、赤色三角は「これから渋滞の規模が大きくなる傾向にある」という表示で、逆に緑色三角は「渋滞の規模が小さくなる傾向」を表示しています。

赤色の三角マークが表示されている時は、渋滞の規模が大きくなる可能性が高い

三角マークの表示は、2012年に新東名高速道路(以下 新東名)の初区間が開通した際に、東名高速道路と新東名のどちらを選択するとスムースに走行できるかの参考になればということから、表示されるようになったという経緯があります。

もし、渋滞情報に赤色三角のマークが表示されている場合は、小さい規模の渋滞でもこれから大きくなる可能性が高いため、なるべく迂回して渋滞を回避するのが得策といえます。