日本車のエンブレム
現在、日本には10ブランドの主要乗用車メーカー、ブランド、商用車を含めると13のメーカー、ブランドが存在。
トヨタ
現在のトヨタのエンブレムは1989年に会社創立50周年を記念して発表されたもの。小さな2つの楕円は、お客様の心とトヨタの心を表現し、大きな楕円はその2つの心を繋ぐ世界を表している。
レクサス
英語で「高級」を意味する「ラグジュアリー(luxury)」とラテン語で「基準」を意味する「レックス(Lex)」を合わせた造語がブランド名の由来。エンブレムは頭文字の「L」をモチーフにしている。
ダイハツ
「DAIHATSU」の頭文字である「D」をモチーフにしたデザイン。ダイハツのもともとの車名は「発動機製造株式会社」であり、のちに「大阪の発動機製造株式会社」という意味の「ダイハツ」に変更された経緯がある。
ホンダ
「HONDA」の頭文字「H」と創業者である本田宗一郎が嗜んでいた三味線の形状を合わせたもの。ハンドルの形状も表しており、二輪車の場合は同じホンダ製品であってもエンブレムが異なる。
日産
2020年7月、日産のエンブレムが新デザインに移行。フラットデザインを取り入れ、モダンな雰囲気を演出している。
19年間使用された旧エンブレムは創業者の鮎川義介が残した 、強い信念は太陽さえも貫くという意味の言葉「至誠天日を貫く」をイメージしたもの。
いすゞ
伊勢神宮の「五十鈴川」から命名。企業カラーである赤を用いて「情熱と前進」を表しながらもシンプルに仕上げている。
日野自動車
HINOの「H」と、地平線から昇る太陽を合わせたもので、未来に向かって挑戦し続ける姿勢を表している。また左右に広がるような形は調和や飛躍を。左右の曲線は流通の一体感を表現している。
UDトラックス
社名のシンプルなエンブレム。元・日産ディーゼル工業株式会社で、現在はボルボグループ。トラックや大型トレーラーの製造を行う。
マツダ
創業者・松田重次郎の名字と「アフラ・マズダー」と呼ばれるゾロアスター教の最高神の名前から「MAZDA」の表記を採用。その頭文字の「M」と未来に羽ばたいていく姿のイメージから現在のエンブレムとなっている。
三菱自動車
三菱自動車スリーダイヤ・マークの原型は創業当時九十九商会が船旗号として採用した三角菱で、これは岩崎家の家紋「三階菱」と土佐山内家の家紋「三ツ柏」に由来すると言われている。
スバル
旧中島飛行機が5社を吸収合併し、富士重工業となる際に6社で再出発という意味を込めて「六連星」である「スバル(プレアデス星団)」をマークとした。
スズキ
創業者である鈴木道雄の名字を社名としており、エンブレムはそのイニシャルをモチーフとしたもの。1958年から現在まで変更されることなく使用され続けている。
光岡自動車
「車」を意味する紀元前800年頃の象形文字がベース。「いつまでもルーツを忘れない」という意味が込められている。
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ドイツ車のエンブレム
ドイツ車は日本国内で最も売れている輸入車。親しみやすい国民車から、格式高い高級車まで、様々なメーカーがある。
メルセデス・ベンツ
「スリーポインテッドスター」のエンブレムは、陸海空の各分野での繁栄の願いがこめられているとのこと。周囲の円は月桂樹の冠。
AMG
「AMG」は、創始者であるハンス・ウェルナー・アウフレヒトの「A」、そのパートナーであるエルハルト・メルヒャーの「M」、そしてアウフレヒトの故郷であるグローザスバッハの「G」に由来。
フォルクスワーゲン
「Volkswagen」のVとWを上下に重ねたエンブレム。ドイツ語で「国民車」の意味。
2019年に開催されたフランクフルトモーターショーの前夜祭にて、現在の新デザインに変更。立体的だった前エンブレムと違い、モダンなフラットデザインを採用している。
アウディ
「フォーシルバーリングス」のエンブレムは、4つの輪を組み合わせたもの。アウディの前身となった自動車メーカー「アウトウニオン」設立に参加した、4社の団結を象徴するもの。
BMW
「Bayerische Motoren Werke」バイエルン発動機製造の頭文字を取ったブランド名。航空機のエンジンを製造していたことがある。エンブレムは飛行機のプロペラをモチーフに、バイエルンの青い空と白い雲を配色。
BMWのエンブレムはこれまでに5回も変更されており、6代目となる現在のデザインは2020年3月に発表されたもの。フラットデザインに回帰し、黒く塗りつぶされていた外円が中抜きになった。
ポルシェ
中央の跳ね馬はシュトゥットガルト市の紋章を、棘はバーデンベルテンベルグ州の紋章を表す。赤と黒の縞模様は知性を、全体の金色は大地の豊かさを意味している。
【ポルシェ】新型車デビュー・モデルチェンジ予想&スクープ情報
ブラバス
社名の頭文字を取ったシンプルなエンブレム。メルセデス・ベンツを独自にチューンアップしたコンプリートカーの製造を行う。
アルピナ
盾の中には、左側は赤色を背景にダブル・チョーク・ウェーバーのエアファンネル、盾の右側には青色を背景にクランクシャフトが描かれる。赤は限りない情熱、青は知性と高い志を意味しているそう。
スマート
左側はステアリングホイール、右側は矢印を表している。スマートの先進性を表現。
オペル
かつて日本市場に参入していたものの、2006年に撤退。その後、2020年に15年ぶりとなる日本市場復活を発表。
2021年後半をめどに、国内でオペル車の販売を開始すると発表した。
RUFオートモービル
ポルシェをベースに独自の車作りを行うメーカー。社名「RUF」をアレンジしたエンブレム。