春でも雪が降る可能性が。ノーマルタイヤへ戻すのはなるべく遅めに

冬の時期が終わり春を迎えると、雪が降る時期も終わります。気温も暖かくなり道路が凍結する心配もなくなります。その頃には、スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへはき戻す方が多くなります。

それでは、ノーマルタイヤへ戻すのはいつ頃がよろしいのか。やはり雪が降る心配のある段階では、スタッドレスタイヤのままの方が安心ですので、完全に雪の降る心配がなくなるまでは、ノーマルタイヤへの交換は控えた方がいいでしょう。

例えば東京都内の場合、過去に4月に降雪を記録した年が何年かあり、ここ20年でみると2007年・2010年・2015年・2019年と4回と意外と多く、4月に入ったからといって安心はできないのです。

また、突然積雪の多い地域へ車で行くことになる可能性もありますので、万が一の際に備えて、スタッドレスタイヤをはいておいた方がいいということもあります。

ノーマルタイヤへ戻す時期は、スタッドレスタイヤへの交換の際と逆で、雪の降り終わりの最も遅い時期から1カ月後くらいに交換するのが安心でしょう。

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スタッドレスタイヤは年々劣化していくため、定期的な点検と新品タイヤへの交換も重要

スタッドレスタイヤは主にゴムでできており、走行しなくても固くなるなどで年々劣化していきます。そのためメンテナンスはしっかりするようにしましょう。

具体的には、亀裂・損傷・磨耗がないかの定期的なチェックを1シーズンに1回か2回はするように心がけるといいでしょう。チェックは、ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドでもしていただけます。

もし亀裂・損傷・磨耗のいずれかが激しい場合は、スタッドレスタイヤの新品への交換を早めに行うことで、この先も安全な運転ができます。新品タイヤの購入は費用がかかりますが、妥協せずにしっかりと性能のいいスタッドレスタイヤを選ぶのがポイントです。

あまり距離を走行しない場合でも、だいたい5年前後で交換の目安がきますので、次の新品タイヤの交換時期までの計画を組み立てることも大事なメンテナンスの1つといえます。