路上試験で思わぬ「試練」が。どうする?

車の下をチェックする女性
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一般的に、技能試験は複数人が交代して運転していく形式が多く、試験中の車内には独特の緊張感が走ります。そんななか、思わず緊張が緩んでしまうハプニングが。

「路上試験で私の番が終わり、次の人と交代した時のことです。その人は若い女性だったのですが、運転席に乗り込む前に車の周りをササッと確認したところで、『あっ』と何かを見つけたようでした。

どうやら車の先に落ちていた手袋が気になったらしく、試験官に『すみません、車の前に手袋が落ちていて、どうしたらいいですか』と……内心、『気にするようなことなのか?』と思っていたのですが、試験官は『試験中ですのでご自身で判断してください』みたいなことを言って、『いや、そこはフォローしてあげようよ』と心のなかで突っ込みました。

女性は少し迷って、手袋を拾ってドアポケットに入れていました。私の他にもう一人乗っていましたが、多分その人も『拾うんかい』と突っ込んでいたと思います」(20代女性)

自分の試験中に道端の手袋を気にかけるとは、きっと心優しい人なのでしょう。しかし、手袋を拾うかどうかを見ることで、試験官は何を判断しようとしていたのでしょうか……。

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「絶対に笑ってはいけない自動車教習所」

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マニュアル車の教習では、なかなかエンジンの回転数を合わせられず、車がガクガクと揺れる場面もしばしばあります。不快な振動を発生させてしまうと、ついつい助手席の教官に申し訳ない気持ちになりますが、なかにはこんな声もありました。

「よく当たる教官に、とても無口な人がいます。真面目そうな人で、指示も的確な40代くらいの男性なのですが、ぼくがエンストやノッキングをしてしまうと、助手席で背筋をピンと張ったまま、無表情でガタガタ揺れているので、それがシュールで面白くて……笑っちゃいけないと、なるべく車をガタガタいわせないよう必死です。

ですがこの前、坂道発進の時に、半クラ状態を作ってサイドブレーキを離す瞬間、思わず力んでアクセルを踏み込んでしまって。急発進でガッと車が飛び出して、教官が『ホゥッ!』みたいな声をあげて、笑いをこらえるのが大変でした」(10代男性)

普段はカタいイメージのある人物が、突然間の抜けた声をあげると、たしかに滑稽に感じてしまうかもしれません。しかしもちろん、教習は運転技術や安全のための心得を学ぶ場ですから、しっかりと集中して取り組みたいところです。

自動車の運転においては、慣れるまで「想定外の事態」が次々に降りかかってくるものです。どんな状況でも焦らずに落ち着いて、「自分のペースで安全運転」を徹底するようにしましょう。

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