雨時どき入れ食い

10時過ぎに潮止まりとなり、ややアタリが遠くなってきた。

この間に、早めにランチを済ませる人や、魚の下処理をする人など様ざまだ。

しばし静寂が続き、潮が動き始めた11時過ぎごろから皆さんセッセとコマセをまき始めたが、何やら東の空からヤバそうな黒い雲が接近。

この雲は通り雨ではあったが、皆さんカッパを着込んで竿を置かないのは頼もしい限り。

ちなみに私はカメラが濡れるとまずいのでキャビンに避難。

30分もしないうちに小降りになったが、上げ潮の効きが悪いのかアタリが遠い。

しばらくして雨が完全にやんだのを機に、船長は移動を告げた。

と言っても、少し動いた程度で、これが吉と出るか凶と出るか・・・。

移動先では少し群れを探してウロウロとしたものの、5分もしないうちにビンゴ!

そしてすぐ再開の合図が出た。

水深は先ほどと同じ20m前後。

タナも同じく底から2mほどで始めたが、コマセをまくにつれ反応が3m、4mと上ずり、「反応が消えちゃうかも」と船長は心配そうな声を上げたが、アジはご機嫌な様子でほどなく食い始めた。

早朝ほどではないがアジの食いは活発だ。

小サバも相変わらず邪魔をしてくるものの、これから帰りまで上げ潮が効いているから数がのびるだろうと期待した。

しかし、ここで再び黒雲登場!

しかも先ほどより強い雨を降らして釣りどころではない。

結局この雨がさらに強まり、「揚がりましょう」と船長がアナウンスして定刻の14時より少し早めに沖揚がりすることになった。

トップは70尾オーバーと上々。

スソは初心者ながら11尾とツ抜けしてお土産は確保できたようだ。

立秋も過ぎ、暦の上では秋の到来を告げている。

これから水温も下がりだし「秋の荒食い」が始まれば、釣果アップの期待十分。

もしかしたら、明日の入れ食い当番はあなたかもしれないですぞ!

(左)当日は平均40尾ほど。(右)初心者は2本バリがおすすめ。

手軽なライトアジは女性にも人気。

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知っ得!アジ釣りのコツ

夏場のアジは反応があっても、ちょっとタナが外れると口を使わないことも多いので正確なタナ取りが肝心。

コマセが効いて船に着いた食い気のある群れを逃がさないよう、まめに手返しして頑張ろう。

9月もしばらくは暑い日が続くはず。

帽子や日焼け止め、飲料水は2L以上は用意して熱中症を予防しよう。

道糸に1mごとに付いている目印を見て正確にタナを取ろう。