海と山、豊かな自然に囲まれた三重県は、その土地ならではのご当地グルメがたくさん存在しています。海の幸の素材を生かした伝統的な料理から、最近考案されたB級グルメまで、その種類も幅広いです。今回は、そんな三重のご当地グルメの中から、おすすめの6品を紹介します。

伊勢うどん

江戸時代に伊勢神宮へ長旅をしてきた参拝客に「胃腸に優しいうどん」をふるまったのがはじまりと言われる伊勢のおもてなし料理。
伊勢うどんの大きな特徴は、うどんなのにコシがないこと。そのぶん、もっちりふんわりと柔らかい食感が魅力です。
直径1センチを越えようかという極太の麺は、1時間弱ほど茹でます。
つゆは、たまり醤油に鰹節やいりこ、昆布等の出汁を加えた、黒く濃厚なもの。
見た目から、塩辛いと誤解されがちですが、甘みが強く角が一切なく、まろやかでカツオなどのダシを風味豊かに感じることができます。
添えるのはきざみねぎ程度で、シンプルに食べるのが特徴です。

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松坂牛

松坂牛は全国から買い付けた和牛を、三重県の松坂市周辺で丹念に育てた牛で、きめ細かい霜降り肉は口に入れたときにとろけるような柔らかさを味わえ、肉の芸術品と呼ばれるほど。
焼肉やステーキなど様々な料理として楽しむことができますが、ぜひとも体験したいのが、高級老舗でいただくすき焼きです。
仲居さんが各テーブルに付いて調理してくれるので、松坂牛の美味しさが存分に引き出された状態で食べられます。