軽自動車の方が使用年数が長い理由は乗り換えタイミングの違いにある

普通車よりも軽自動車の方が、平均使用年数が長い理由は、乗り換えタイミングにあると思っています。思っていますと書いたのは、本当の寿命は統計として発表されていないからです。

そもそも軽自動車を購入する人と、普通車を購入する人の層が違います。軽自動車の場合、

  • お金がない
  • メンテナンス代を抑えたい=荒く使いたい

このように考えている人も多いです。

その反面、普通車を選択している人の層では、このような人が一定数います。

  • 3年ごとに乗り換える裕福層
  • 税金が大幅に上がる13年で買い替える人

つまり、軽自動車の方が税金や燃費などを見ても維持費が安いため乗り換えづらい、という理由があげられます。普通車であれば乗り換えを検討する場面でも、「軽(自動車)だから直さないで乗りつぶす」なんて話もあったりするのです。

また、軽自動車から普通車に乗り換える人よりも、普通車から軽自動車に乗り換える人の方が多いイメージです。このように、使用年数=寿命と考えるのは少し短絡的であるといえます。

平均使用年数は乗り換えタイミングを考えるための、素晴らしい情報源ですが、乗りつぶす寿命という概念として考えるなら関係性は薄いと覚えておきましょう。

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何を寿命の定義にするかによって変わる

(c)xreflex/stock.adobe.com

何をもって車の寿命とするのかによって、寿命の定義が大きく変わります。例えば、「大きな故障が発生するタイミング」であったり、「維持費が高くなるタイミング」であったりと、寿命の定義はバラバラですよね。

先ほどお伝えしたように「平均使用年数」を寿命と考える人もいるでしょう。

きっと寿命を知りたいと考えている人は、乗り換えタイミングを検討しているもしくは、目安を知りたいと考えている人だと思います。乗り換えるタイミングを考えるなら、維持費が上がるタイミングがベストです。

こちらの記事では走行距離や使用年数が増えたタイミングで、どのようなメンテナンスが必要かを書いています。

走行距離10万キロの車に告ぐ!おすすめの交換部品と今後の注意点について

メンテナンス箇所が増えるとその分、費用がかかるので乗り換えを検討する一つのターニングポイントであるといえるでしょう。乗り換えタイミングの参考にして頂けると幸いです。