軽自動車の寿命は?平均使用年数は約15年

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家庭用軽自動車の平均使用年数は、2019年以降から約15年となっています。軽自動車の平均使用年数は、「軽自動車検査協会」が発表しています。

軽自動車の進化は目覚ましく、2005年と比較すると約4年も延びていることが分かるでしょう。若者の車離れや、賃金低迷状態によって維持費の安い軽自動車を購入するというように、近年では普通車以上に軽自動車の需要が増えているように思います。

今まで普通車にずっと乗っていた方でも、高齢になるにつれ乗りやすい軽自動車に乗り換えるという流れも一般的です。

今や軽自動車であったとしても、新車価格は100万円を軽く超えます。この事実を見ても、軽自動車の製造クオリティが大幅に上がっていることが分かります。

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普通車よりも軽自動車の方が寿命が長いってこと?

平均使用年数=寿命と考えれば、普通車よりも軽自動車の方が寿命が長いように思います。しかし、軽自動車の方が走行での負荷は大きいはずです。

一概に普通車の方が壊れづらいとはいえませんが、負荷の蓄積によって車は故障するものです。そのため維持費などを度外視で考えると、普通車の方が寿命が長いと私は考えます。

ではその理由をお伝えします。軽自動車と普通車の大きな違いの一つが排気量です。同じ速度でも排気量が大きい方が、回転数が低くなります。

そのため、軽自動車と普通車では一般道を走る際の回転数が違うのです。排気量によって最も効率のよい回転数は変わります。しかし、一般道や高速道路を走行する軽自動車は、頑張って加速をしなければならない場面も多く、エンジンへの負荷は大きいはず。

加えて、加速に関しても軽自動車の方が不利です。例えば、軽自動車で高速道路に入るとき、他の車の波に乗ろうと思い急加速した経験はありませんか?

また、高速道路の速度についていけず、入口付近でもたついている軽自動車を見たことのある方も多いはずです。

このように、軽自動車は急加速しなければならない場面が結構あります。パワー不足を補うために、ターボを取り付けている軽自動車も増えました。

以上のことを考えると、普通車よりも軽自動車の方が走行負荷が大きい=劣化が早いということになりますよね。