車の本当の寿命は分からないといわれている
人間のような寿命は車には存在しません。そのため、車の本当の寿命は分からないといわれています。
例えば、人間で例えると心臓が止まれば生き続けることはできませんよね。しかし車の場合、心臓部分であるエンジンが壊れたとしても、エンジンを載せ替えることで動き続けることができます。
他のパーツも同様です。発電機であるオルタネーターが壊れても、タイヤがパンクしたとしても直せます。このように壊れたら直すことができるため、分かりやすい寿命がないのです。
そしてはっきりとした寿命が分からない、もう一つの理由があります。例えば、骨格部分であるシャーシが全体的に劣化し、原型をとどめることのできない状態であれば、それは寿命といえるでしょう。
しかし、このような状態になるまで乗り続ける人はほとんどいないうえ、状態がよければ何十年でも動き続けられる機械が車です。そのため、本当に壊れるタイミングは分からないのです。
また、車が古すぎて交換パーツがなく、壊れても直せない場合も寿命のひとつだと考えられます。この場合、仮に車の製造が止まったとしても、交換パーツは製造され続けることもありますし、他の中古車からの部品どりもできます。
そのため寿命は数十年、状態がよければ100年経っても動き続けられる。このような予測ができます。
このように、「車の寿命は何年なのか?」と聞かれても、「分からない」としか答えられない理由がお分かりいただけたでしょうか。使用者が「この車は十分頑張ったから次の車に乗り換えよう」と思ったタイミングが寿命なのかもしれませんね。
こちらの記事では、過走行車のエンジンオイルについて書いています。エンジンオイルは車の中で最も頻度の高いメンテナンスのひとつであり、メンテナンスを怠ると車の寿命にも大きく影響します。
もし愛車に長く乗り続けたいのであれば、ぜひ読んでみてください。
調子のいい過走行車(高年式車)へ!購入時やメンテナンスにおける注意点|おすすめのエンジンオイルの粘度や交換頻度は?
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軽自動車でも普通車でもメンテナンスを怠れば寿命は縮む
軽自動車であっても、普通車であってもメンテナンスを怠れば寿命は大幅に縮みます。乗り方によってはまだ10年も経っていないのに、エンジントラブルが発生することもあるのです。
乗り換えタイミングは人によってさまざまです。税金、故障、事故などを総合的に見て、車の使用年数は13年から15年になっていると考えられます。
メンテナンスをきちんと行い、事故をしないように心がけていれば15年以上問題なく乗り続けることも可能です。車は高い買い物です。大切に乗り続け、寿命を迎えられるようにしてあげましょう。