S2000(1999年)

人も車も、成熟した美しさとは無縁でいられない

ホンダ S2000(前期型・AP1)

肩までスッポリ隠れてしまって開放感より包まれ感が強く、オープンスポーツとしては批判もあるS2000ですが、単純に横からのシルエットを見れば昔のホンダFRスポーツより伸びやかで、S500~S800でやり残した宿題を片付けた印象があります。

フロントのオーバーハングが短いロングノーズ・ショートデッキの古典的FRスポーツルックは共通ですが、S800などより目立つのはグッと寝かされたフロントウィンドウと、クサビのように鋭く突き出したフロントエンドの処理。

まだ空力的洗練とはほど遠かった1960年代のオープンスポーツとは異なり、大きく長く成長した20世紀最後の「S」は、そのようなデザインが可能でした。

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