レギュラーとハイオクの違い

©Norman01/stock.adobe.com

自動車を所有したことがある方であれば、「レギュラー」と「ハイオク」は知っているはず。また、自動車によって対応する燃料が異なることもご存知でしょう。

ただ、両者が具体的にどういった違いを持っているのか、説明できる方は中々少ないのではないでしょうか。

どちらも「ガソリン」に分類される燃料ですが、その違いを解説していきます。

(広告の後にも続きます)

レギュラーとハイオクは「オクタン価」が違う

ガソリンは「オクタン価」という数値によって、レギュラーかハイオクかを判断します。

オクタン価とはガソリンの「アンチノック性(=ノッキングのしにくさ)」を表す数値のこと。アンチノック性が高いほど燃えにくく、異常燃焼を起こしにくい特徴があります。

つまり、オクタン価が高い=異常燃焼を起こしにくいということです。

ガソリンとハイオクを区別する具体的なオクタン価は、日本工業規格(JIS)によって以下表のように定められています。

ハイオク
(特級、1号)
オクタン価:96以上
レギュラー
(並級、2号)
オクタン価:89以上

ハイオクとレギュラーの性質や燃費の違いは?ポイントはオクタン価?