セルモーターの修理費用や交換費用

©tatsushi/stock.adobe.com

セルモーターの交換費用は、整備工場により値段が変わります。交換工賃は1万~3万円ほどと幅があります。そして、どんなセルモーターを使用するかで部品代も変わるので、一概にお伝え出来ません。

実際、20ほどの整備工場にセルモーターの交換工賃を問い合わせしてみましたが、年式や車種が分からないと答えられないといった回答がほとんどでした。それだけ工賃に幅があるということです。

具体的な工賃をしりたいのであれば、車検証や車体番号、年式などの基本情報をメモし問い合わせてみましょう。修理費用に関してもなにが悪いのかで修理可能かどうか変わりますし、工賃の相場もないと考えておいた方がいいです。

そして、セルモーターを交換する場合3つの選択肢があります。

  • 新品を使用
  • リビルト品を使用
  • 中古品を使用

当たり前ですが新品が一番高く、初期不具合がない限り動かないことはないので安心です。

中古品は一番安上がりな方法ですが、すぐに壊れる可能性もゼロではありません。取り外した車の状態によりセルモーターの状態も大きく変わるからです。そのため、安いけど当たり外れがあることを理解しておかなければなりません。

そして新品と中古品の間に位置するのがリビルト品です。リビルト品とは、故障したセルモーターを業者が修理し販売しているものになります。修理と同時に清掃も行なっているので、見た目もきれいです。

何を選択するかは、予算とリスクを考えて選ぶようにしましょう。

セルモーターの寿命は10年もしくは10万キロ前後と覚えておこう

セルモーターの寿命は10年もしくは10万キロ前後です。ただ、10年以上、10万キロ以上故障しないセルモーターも多くあるので、あくまで目安だと覚えておきましょう。

セルモーターが故障しやすい車にアイドリングストップ車があります。これは、アイドリングストップなしの車より単純に使用頻度が多いからです。

セルモーターは故障してから交換する方法が一般的です。消耗品ではありますが、元気よく動いているのにわざわざ交換する必要はありません。

もし動きがおかしくなっており、なおかつセルモーターが原因である可能性が高いのであれば、故障する前に交換しておきましょう。

(広告の後にも続きます)

エンジントラブル時はロードサービスを呼ぶのがオススメ

©somchai20162516/stock.adobe.com

セルモーターとはエンジン始動時に必要な装置です。エンジンスタートボタンを押したり、キーを回すことで動きます。そして、エンジンがかかってしまえばエンジンを止めるまで使うことはありません。

しかし、セルモーターが故障してしまうとエンジンがかからなくなります。また、セルモーターが動かなくなる原因の多くはバッテリー上がりです。電気で動くセルモーターへ電気の供給ができなければ、故障していなくても動きません。

セルモーターが動かなくなった場合の対処方法をいくつかお伝えしましたが、個人的にはロードサービスを呼ぶことをオススメします。応急処置もしてもらえますし、不動の場合でもスムーズに対応してくれるからです。

このようにセルモーターが故障すると、とても困ります。そのため、セルモーターの動きが悪いなと感じるのであれば、早めに原因を突き止めることをオススメします。

オルタネーターとは?

オルタネーターとは?故障時の症状・交換・点検方法と費用やダイナモとの違いも

イグニッションコイルとは?

イグニッションコイルとは?構造と寿命、故障症状や交換方法・費用

フラッシングの必要性と効果

エンジンフラッシングは必要?効果と注意事項&フラッシングNGの車