VICSの表示方法

ミニチュアの道路風景
©Naomi Seki/stock.adobe.com

VICS情報の表示方式には「地図表示(レベル3)」「簡易図形(レベル2)」「文字(レベル1)」の3つのパターンがあります。

地図表示(レベル3)

地図表示はもっとも目にするもので、地図上の渋滞箇所に矢印が現れます。

渋滞は赤色、混雑はオレンジ色、順調は緑色(初期設定表示させないことも多い)、工事や規制区間は黄色で示されており、矢印の長さで渋滞の区間を確認できます。

ただし、この表示は「VICS対象道路」と言われる主要道路に限られています。

VICS WIDE対応カーナビの場合には上記に加えタクシーなどの走行情報を基にしたプローブ情報(東京都内のみ)が加わり、VICS対象道路以外の裏道や抜け道と言われる道路もカバーしてくれます。

カロッツェリアや自動車メーカー純正カーナビなどでは独自の渋滞情報を加えるためさらに対象道路が広がっているようです。

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簡易図形表示(レベル2)

簡易図形表示とは、高速道路上に設置されている電光掲示板のようなもので、シンプルな図形によって渋滞箇所や所要時間を確認できます。

FM多重放送では情報メニューから任意に表示しますが、光ビーコンと電波ビーコンでは地図に自動的に割り込むようになっています。

文字表示(レベル1)

文字表示とは、渋滞している場所や渋滞の距離、規制内容などが文字のみで表示されるものです。

簡易図形表示と同様、FM多重放送では情報メニューから任意に表示しますが、光ビーコンと電波ビーコンでは地図に自動的に割り込むようになっています。

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ほとんどのカーナビでVICSを利用できる

現在販売されている最新モデルのカーナビのほとんどには、VICS受信機が内蔵されているため、カーナビを設置しただけでVICS機能を利用できます。製造年によってはVICS受信機が内蔵されていない場合がありますので、購入前に「VICS対応」の表記があるかを確認しましょう。

VICS受信機が内蔵されていないカーナビは、受信機を増設することでVICS機能を利用できるようになります。