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オリックス・ドラ2&巨人ドラ1「連日の逮捕」で浮かび上がる元プロ野球選手の「セカンドキャリア問題」

アサ芸プラス

 元プロ野球選手の「連日の逮捕」報道に、ファンから動揺の声が上がっている。

 5月7日にはオリックスの元投手で会社員の伊原正樹容疑者が、窃盗容疑で兵庫県警捜査3課と西宮署に逮捕され、翌8日には巨人の投手だった清掃業の松本竜也容疑者が、同じく窃盗容疑で香川県高松北署に逮捕された。

 伊原容疑者は2008年のドラフト会議で、オリックスが2位指名。関西国際大初のプロ入り選手となり、1年目から1軍の試合に出場を果たす。ところが未勝利のまま2014年限りで現役生活を終え、打撃投手を1年間だけ務めた後は会社員となっていた。

 70代の女性からバッグをひったくったという伊原容疑者に対し、オリックスファンからは「バファローズを汚された」「オリから檻に…」といった指摘が。

 一方の松本容疑者は香川県の英明高時代に甲子園出場を果たし、2011年のドラフト会議で菅野智之の「ハズレ1位」で巨人に入団(菅野は日本ハム入りを拒否して浪人の道を選び、翌年に巨人から1位指名された)。

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 実は松本容疑者には「前科」があった。かつて大騒動に発展した、巨人の選手による野球賭博事件で、同僚の福田聡志、笠原将生とともに失格選手となって野球界を去ったのだ。1軍出場は果たせないままだった。

 松本容疑者は清掃業務で訪れた男性の住宅から、腕時計2点を盗んだという。

「松本容疑者は野球賭博に関わった前歴がありながら、罪の上塗りをしてしまった。伊原容疑者も含め、金に困っての犯行という図式が見えてきます。若くしてプロ野球から離れた選手のセカンドキャリア問題のほか、社会人としてまっとうに生活していくための教育や支援の問題が浮かび上がりました。今後、同じような犯罪に手を染めるプロ野球人が出てこないよう、球界全体で対策を考えていく必要がありそうです」(球界関係者)

 なお、広島には現在、松本容疑者と同姓同名の松本竜也投手が在籍している。人違いによる風評被害が起きなければいいが。

(石見剣)

 
   

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