“投げる哲学者”の快進撃が止まらない。
現地５月７日（日本時間８日）、シカゴ・カブスの今永昇太は、本拠地リグレー・フィールドで行なわれたサンディエゴ・パドレス戦に先発登板し、メジャー自己最長となる８回途中（102球）まで６安打８奪三振１四球２失点と力投。惜しくも６勝目はお預けとなったが、今季無敗を維持し、防御率1.08で両リーグトップをキープしている。
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この日も７回まで無失点投球。１点リードの８回には、ジュリクソン・プロファーの逆転２ランを浴び、無念の降板となったが、本拠地のファンからスタンディング・オベーションが送られた。試合は９回にマイケル・ブッシュの７号ソロが飛び出し、カブスが３対２でサヨナラ勝ち。今永がここまで登板している７試合でチームは全勝という状況だ。
試合後には、シカゴの地元放送局『Marquee Sports Network』が公式X（旧ツイッター）を更新し、クレイグ・カウンセル監督の会見動画を掲載。そのなかでカブスを率いる指揮官は、またもマウンドで躍動した今永について「見ていて楽しい。他球団が彼に適応しようとするなか、いい球を投げ続けている」と称賛を送っている。
６回には１死一、二塁のピンチを招くも、マニー・マチャド、ザンダー・ボガーツを連続三振に仕留め、雄叫びをあげるシーンがあった今永。「好打者たちを打ち取っていくのを見るのが楽しい」と続けたカウンセル監督は、「チームにとって大きな存在。非常に重要で、我々がこのようなスタートを切れているのは彼のおかげだ」と感謝を述べた。
現在カブスは、ナ・リーグ中地区で首位とゲーム差なしの２位。チームに欠かせない存在となっている今永だが、はたして次回登板ではどんな投球が見られるか。今後も彼の活躍から目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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