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「勝者はいない。いるのは敗者だけだ」冷戦状態が続くジョーダン&ピッペンにバークレーが心境を吐露「関係は決して元には戻らない」<DUNKSHOOT>

THE DIGEST

「勝者はいない。いるのは敗者だけだ」冷戦状態が続くジョーダン&ピッペンにバークレーが心境を吐露「関係は決して元には戻らない」<DUNKSHOOT>(C)THE DIGEST
 マイケル・ジョーダンとスコッティ・ピッペンはシカゴ・ブルズで2度の3連覇を成し遂げ、“史上最高デュオ”の呼び声も高いが、近年は確執が表面化している。そんななか、同じ時代を戦った元NBA選手のチャールズ・バークレー(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)は、2人の置かれた複雑な状況に同情している。

 ピッペンがかつての相棒ジョーダンに噛み付く発端となったのは、2020年に公開されたブルズ黄金期の舞台裏を追ったドキュメンタリー『ザ・ラストダンス』。同作でジョーダンが必要以上に好意的に描かれていたことに不快感を示し、翌21年に発売された自伝『Unguarded』で「ジョーダンは自分を美化する一方で、私をはじめとしたチームメイトには十分な称賛を与えなかった」と名指しで批判したのだ。

 それだけでは終わらない。ピッペンは23年5月にはブルズ時代の同僚ステイシー・キングがホストを務める番組『Gimme The Hot Sauce』で、「ブルズでプレーする前、ジョーダンのプレーを見ていた。彼はひどい選手で、一緒にプレーするのが恐ろしかった」と、ジョーダンを“ワンマンプレーヤー”呼ばわりして火に油を注いだ。
  今年1月にブルズがフランチャイズの歴史を通して特別な貢献をはたした選手やコーチ、フロントオフィスの人々を称える「リング・オブ・オナー」の表彰式にも参加しなかったピッペンとジョーダン。ピッペンの元妻であるラルサ・ピッペン(49歳)と、ジョーダンの次男マーカス・ジョーダン(33歳)の交際も状況をややこしくしている要因だろう。

 ラルサは21年にピッペンとの離婚が成立。22年9月からマーカスと交際を始め、その後は別れと復縁を繰り返しているとされる。ジョーダンは昨年『TMZ』の「2人の交際を認めるか」という質問に対し、「ノー」とだけ答えている。

 自身も近年はジョーダンとの犬猿の仲が取り沙汰されるなど関係が断絶されているバークレーは、元NFL選手のシャノン・シャープがホストを務めるポッドキャスト番組『Club Shay Shay』に出演した際、「元チームメイトと自分の娘が付き合ったらどう思う?」と尋ねられ、「絶対に嫌だね」と即答した。
 「マイケルが気の毒だし、スコッティもかわいそうだ。すごく複雑で厄介な状況だ。複雑なのは好きじゃない。世間がそれに対して意見をするからね。インターネットは本来そうあるべき場所じゃないんだ。多くの子どもたちが見ていること、そして人間は意地悪だと理解しないといけない。

 すごく残念だ。関係者全員が気の毒だ。俺はコメントしないけど、酷い状況さ。俺は単にゴタゴタが嫌いなだけだ。そこには勝者はいない。いるのは敗者だけだ。なぜなら、マイケルとスコッティの関係は決して元には戻らないからね」

 歯に衣着せぬ物言いで知られるバークレーだが、約10年間共闘したピッペンとジョーダンの経歴を踏まえれば、今の関係崩壊は理解できない部分があるようだ。
 「マイケルとは長い時間を過ごしたけど、(2人の確執は)すごく寂しい状況だ。チャンピオンシップをともに獲得した関係なわけだからね。しかも、6回もだ。もう兄弟も同然さ。2人とも俺のベストフレンドの一部だ。オールスターや殿堂入りのセレモニーでも会う。同志でファミリーみたいなものさ。俺が誰かと6回の優勝を経験したら、そいつはもう血を分けた兄弟だと思う」

 あまりにも複雑な状況が、ピッペンとジョーダンの関係をもう後戻りできないほど、崩してしまったのかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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