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「飛び系アイアン」は何がスゴイのか? 飛び系アイアンおすすめ5選も紹介

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「飛び系アイアン」は何がスゴイのか? 飛び系アイアンおすすめ5選も紹介(C)ゴルフ情報ALBA.NET

飛び系アイアンは、簡単に飛距離がアップし、かつミスヒットにも強く、オートマチックに打てるクラブです。しかし飛び系アイアンには、いくつかのデメリットも存在します。そこで「もっと遠くへ打ちたい!ミスをなくしたい!」そんな欲張りなあなたの願いを叶えるため、今回は飛び系アイアンの特徴を紹介していきます。


1.飛び系アイアンとは?

飛び系アイアンは、飛距離を伸ばすことに特化し、ストロングロフト化された(=ロフト角が立った)アイアンのことです。ヘッドの大きさ、重心の低さ、そしてフェースの反発力を最大化することで、ボールをより遠くへ飛ばすことを可能にした設計となっています。

飛び系アイアンが流行した背景には、飛距離が落ちてきたゴルファーの間で「より遠くへ、より正確に」ボールを飛ばしたいというニーズが高まったこともあります。メーカーはこれらのニーズに応えるべく、様々な技術を駆使して飛び系アイアンを開発してきました。

飛び系アイアンは、今では完全に市民権を得ており、初心者から中級者まで幅広いゴルファーのバッグの中に入っているのを見かけます。

2.飛び系アイアンの3つの特徴

飛び系アイアンは、その名の通り、飛距離を伸ばすために設計された特徴を持っていますが、ミスへの寛容性の高さや、ヘッドスピードを上げやすいのも、その重要な特徴です。ここでは飛び系アイアンの3つの特徴を順に解説します。

【1】ロフトが立っているから遠くに飛ぶ
【2】芯が広くミスヒットに強い
【3】長くて軽いからヘッドスピードが上がる

【1】ロフトが立っているから遠くに飛ぶ

飛び系アイアンのロフト角の設定は、ボールを高く、そして遠くへ飛ばすために工夫されているのが特徴です。同じ7番アイアンでも一般的にロフト角の設定は立てば立つほど遠くへ飛ぶように設計されています。

2024年3月のアイアン売り上げトップ10を調べたところ、7番アイアンのロフト角の平均は「29.1度」でした。かつて、7番アイアンで28度と言えばストロングロフトと言われていましたが、昨今はそのあたりのロフト帯が主役になっています。

本記事ではロフト角が「28〜30度程度」に設定されているアイアンを「飛び系アイアン」、それ以上にロフト角が立っているアイアンを「ぶっ飛び系アイアン」と、差し当たり定義します。

「7番アイアンのロフト角の目安」
・従来のアマチュアのアイアンのロフト角の目安:34〜36度
・最近の飛び系アイアンのロフト角の目安:28〜30度
・ぶっ飛び系アイアンのロフト角の目安:26〜27度

【2】芯が広くミスヒットに強い

飛び系アイアンの特筆すべき特徴として、ミスヒットに対する寛容性の高さが挙げられます。この寛容性の高さは、クラブの芯のエリアが広く設計されていることで実現されています。

完璧にセンター(芯)でヒットしなくても、クラブはボールに十分な力を伝え、遠くへ飛ばすことが可能です。

また、ソールが広い設計になっているのも特徴です。ボールの多少手前で接地しても、ソールが芝を滑るように動くため、ダフリにくいのです。これらの特徴が合わさることで、飛び系アイアンは幅広いシチュエーションでの使用において、優れたパフォーマンスを発揮するクラブです。

【3】長くて軽いからヘッドスピードが上がる

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飛び系アイアンのもうひとつの大きな特徴は、その長さと軽さです。多くのモデルでは、一般的なアイアンに比べてシャフトが長く、また軽量に設計されています。振りやすいだけでなく、シャフトが長く遠心力が増えるため、ヘッドスピードを上げることが可能です。

ヘッドスピードが上がればそれだけで飛距離の向上に直結します。このため、飛び系アイアンは、飛距離を伸ばしたいと考えているゴルファーにとって最適な選択肢となり得るのです。

3.飛び系アイアンを使う3つデメリット

飛び系アイアンは飛距離アップに貢献する一方で、いくつかのデメリットも存在します。

【1】ボールにスピンがかかりにくいのでグリーンで止めづらい
【2】短い番手間の距離が開きやすい
【3】操作性を求める人は使いにくい

3つの主なデメリットを理解した上で飛び系アイアンを使うことが大切です。順に解説します。

ボールにスピンがかかりにくいのでグリーンで止めづらい

飛び系アイアンは、その設計上、ボールにバックスピンをかけにくいです。特に硬いグリーン上でボールをピンポイントで止めることは、スピン量が少ないため一層難しくなります。

短い番手間の距離が開きやすい

飛び系アイアンを使用する際の一つの課題は、特にピッチングウェッジ(PW)以下の短い番手のクラブ選択が難しくなることです。飛び系アイアンのロフトピッチ(角番手のロフト間隔)が一般的なアイアンよりも大きく設計されているため、飛び系アイアンの9番とPW以降の番手間の距離が開きやすくなるのです。

特に、元々飛距離が出るプレイヤーの場合、この距離の開きはより顕著になり、クラブセッティングの構成において、飛距離の間隔を適切に埋めるための工夫が必要になります。

例えば、特定の距離をカバーするために追加のウェッジをバッグに入れるなど、特性に応じた調整が求められるでしょう。

操作性を求める人は使いにくい

飛び系アイアンは、基本的に曲がりにくい設計になっており、サイドスピンが入りにくくボールが真っすぐ飛ぶように作られています。フェースの開閉を意図的に少なくすることで、直線的な打球になりがちです。

ボールを曲げて精密なコントロールを求めるプレイヤーにとっては、あまり向いていないと言えます。特にフックやスライスを駆使してコースの特定の箇所を狙うなど、ボールを操ってプレーしたいゴルファーにとって、飛び系アイアンの使用は限定的な場面でのみ有効となり得ます。

操作性を重視するプレイヤーは、操作性にフォーカスした特定のモデルを選択することで、自分のプレースタイルに合ったショットを実現することができるでしょう。

4.寛容性が高い飛び系アイアン5選

2024年5月現在のラインナップから寛容性が高い飛び系アイアンを5つ紹介します。

【1】ゼクシオ13 アイアン(23年)
【2】G430 アイアン(22年)
【3】Qi アイアン(24年)
【4】PARADYM Ai SMOKE アイアン(24年)
【5】オノフ アイアン AKA(24年)

【1】ゼクシオ13 アイアン(23年)
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