2024年6月6日、東京ディズニーシーに新エリア『ファンタジースプリングス』がオープンする。厳密にコンセプトに従うと「エリア」ではなく「ポート(港)」と呼ぶらしいが、この記事ではわかりやすく「エリア」と呼ばせていただこう。
それはさておき『ファンタジースプリングス』は、「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」の3作品が集結していることが大きな特徴だ。この記事ではその中から「塔の上のラプンツェル」のエリア「ラプンツェルの森」についてお知らせしよう。
・3200億円の破壊力
まずはざっくり『ファンタジースプリングス』の概要について説明したい。先述の通りファンタジースプリングスは、映画「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」を題材とした3つのエリアの構成だ。
それぞれ「フローズンキングダム」「ラプンツェルの森」「ピーターパンのネバーランド」と名付けられ、こちらももう間もなく開業の「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」と隣接している。
テーマは「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」で、総投資額はなんと約3200億円! また『ファンタジースプリングス』は「世界の他のディズニーランドにはない日本オリジナルのエリア」とのことだ。
・ラプンツェルの森
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さて、6月6日のグランドオープンに先駆け『ファンタジースプリングス』でマスコミ向けの内覧会が開催された。申請すれば食事も無料で提供してもらえる、太っ腹な “スーパー取材デイ” である。
今回は内覧会で見学してきた「ラプンツェルの森」について。サイズ的に「ラプンツェルの森」は他の2エリアと比較するとやや小ぶりな印象で、レストランとアトラクションで構成されていた。
・王道アトラクション
まずアトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」は、平たく言えば「カリブの海賊」や「イッツ・ア・スモール・ワールド」と同じボート系で、身長制限がないのでお子さまでも安心して利用できそうだ。
斬新なアトラクションというよりは王道系のアトラクションとなっており、およそ5分間かけてラプンツェルの名シーンを巡っていく。特に激しいアトラクションではないものの、逆に言えば “万人が楽しめるアトラクション” と言えるだろう。
もちろん名曲として名高い「輝く未来」を始め、ラプンツェルの楽曲が随所に使用されていた。視覚はもとより聴覚にも訴えかけてくるディズニーアトラクションの必殺コンボはラプンツェルでも健在だ。
・レストランがすごい
お次に「ラプンツェルの森」に設置された「スナグリーダックリング」は、総席数約620の巨大レストラン。作品に登場するラプンツェルと荒くれ者たちが出会ったレストランで、細部までこだわりが詰まった造りとなっていた。