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「ほぼストレートに近いドローになってきた」 稲見萌寧が求める“変化”

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「ほぼストレートに近いドローになってきた」 稲見萌寧が求める“変化”(C)ゴルフ情報ALBA.NET

<コグニザント・ファウンダーズカップ 事前情報◇7日◇アッパー・モントクレアCC(ニュージャージー州)◇6536ヤード・パー72>

予選落ちを喫したロサンゼルス戦を終えて、稲見萌寧はオープンウィークをそのまま米国で過ごした。「練習を結構しました。ショットとかアプローチとか、いろいろと変えながら取り組んでいました」。そしてその1週間を経て、大胆な改造に打って出る。


ツアー屈指のフェードヒッターとして知られているが、「まだ決まった感じではないんですけど…、スイングを修正していい動きをしたら、ほぼストレートに近いドローになってきた」。プロ入り後にドローからフェードに持ち球を変えておよそ5年ほどが経ち、フェードは稲見の代名詞にもなった。だが、スイング調整によって自然とストレートに近いドローが出るようになり、そのイメージで今週から攻めていくことになる。

同じく、パッティングにもひと味違った工夫を施すかもしれない。今シーズンは右手を下にした順手で握っていたパターグリップを、左手を下にしたクロスハンドでこの日の練習ラウンドを行った。「ショット、アプローチで新しいことにチャレンジしていて、パターも変えようと悩んでいるところ」。それはすべて、変化を求めてのことだ。

今季はここまで9試合に出場し、トップ10入りは1月の「LPGAドライブオン選手権」での1度だけ。「まず上位争いがしたい。頑張ってトップ10ではなくて、常にトップ10圏内にいるような上位争いを目指していきたい」と結果を求めている。そのためには、変化も惜しまず、そして成績を残すことの重要性も感じている。

「変化を求めてからの初めての試合なので、不安とワクワク感が同じくらい。そのなかで結果を出していかないといけないので、ちゃんとできるように頑張りたい」。少しの不安を感じながらも、「いい方向には向かっているのかなと思います」と声色は明るい。変化の先に進化あり。チャレンジ精神を持ってルーキーイヤーを駆け抜けている。(文・笠井あかり)


 
   

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