実写『シティーハンター』撮影中の鈴木亮平＆森田望智 – (C)北条司／コアミックス 1985
北条司の大ヒット漫画を実写化したNetflix映画『シティーハンター』の主人公・冴羽リョウを演じた鈴木亮平と、ヒロイン・香を演じた森田望智が撮影を振り返る対談映像が公開された。物語の鍵となるシーンや実写版ハンマー誕生秘話などを明かす2人の姿をメイキング映像と共に紹介、さらに10点のメイキング写真も公開されている。
東京・新宿を拠点に、裏社会のあらゆるトラブルを解決する一流スイーパー（始末屋）・冴羽リョウ（鈴木）の活躍を描いた本作は、森田演じる香が、リョウの相棒だった兄・槇村秀幸（安藤政信）の死の真相を追い求めるうちに、リョウの新たなバディとなっていく“はじまりの物語”。
鈴木は、それぞれの本作の推しポイントを語る中で「原作の良さをわかっているつもりだからこそ、『シティーハンター』の魅力を詰め込みたかったので、日本だからこそできるアニメや漫画の要素が入ったような世界観の中で、コメディもシリアスな面もどちらもこだわって作り上げました。その二面性が僕の一押しです」と自信を覗かせ、森田も「みんなが知っている、『シティーハンター』の香ちゃんになっていくまでを描いている話だから、アクションやコメディシーンがあることによっていい意味でライトに楽しめる作品。今この世界に“シティーハンター”がいたら、きっとこんな2人なんじゃないかなって感じていました」と振り返る。
そんな本作のシリアスな面を特に象徴するのが、リョウと香の目の前で槇村が殺される場面。鈴木は「この作品は2時間内に収めないといけないということもあって、原作通りだとどうしても時間がかかってしまう。こういう『シティーハンター』のはじまり方なら2人（リョウと香）がより短い時間でも相棒に辿り着けるのではないかと考えた」と重要なオリジナルシーンだったと証言する。
「槇村の死」は原作ファンには知られる場面だからこそ、撮影時に初めて「あぁ、俺今『シティーハンター』の世界にいるんだ」と実感したという鈴木は「今でも覚えているのが、クリスマスの夜に槇村が死ぬシーンを撮影しているなんて、昔の自分はどう思うんだろうなって、すごくセンチメンタルな気分になった」と感慨深げに話し、森田もそんな鈴木の姿を思い出すように「すごくグッときているんだろうなと伝わってきた。今思うと、改めて原作のあのシーンだからこその想いだったんだなと」と裏話を明かしている。
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さらに鈴木は、海外で実銃訓練にも挑んだ、ガンアクションシーンにおける銃の扱い方へのこだわりを語りつつ、原作の象徴的な存在である香のハンマーについて、「森田さんはすごくハンマーの扱い方を練習してたなっていう印象があった」と証言。すかさず森田が「だって亮平さんがハンマーはすごく大事だってめちゃくちゃ言うから（笑）。でも本当に、ハンマーって香ちゃんの代名詞だと思っています」とプレッシャーを感じていたことを明かし、原作ファンの鈴木から太鼓判を押されて感謝を述べる場面も。
そして、改めて本作の魅力を問われると、森田は「昭和の“もっこり”じゃなくて、令和の“もっこり”が私的にはすごくポイントだと思っていて、これは女性でも男性でもきっと気持ちよく笑っていただけるものになったんじゃないかと思っています」と話し、鈴木は「きっと今は『シティーハンター』を知らない世代の人達が多いからこそ、ゼロからの出発の話で楽しめるし、この先どうなるんだろうなと思ったら漫画やアニメを読んで観てもらう楽しみ方もできるし、そんな風に初めての人にも楽しんでもらえるのが見どころの一つです」と締めくくっている。（編集部・入倉功一）
Netflix映画『シティーハンター』世界独占配信中
