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15歳で日本メジャーを制したリ・ヒョソン 時代の最先端スイングは必見!【優勝者のスイング】

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15歳で日本メジャーを制したリ・ヒョソン 時代の最先端スイングは必見!【優勝者のスイング】(C)ゴルフ情報ALBA.NET

最終日に7打差を逆転し、史上8人目のアマチュア優勝を果たした15歳のリ・ヒョソン(韓国)。最終ホールでイーグルを奪う劇的な幕切れで、本人も「イーグルを奪った後までは平常心だったんですけど、アテストに入った時に手が震えて、涙が出そうになりました」と、驚きの優勝だった。


そんな彼女のスイングについてプロコーチの南秀樹は、「15歳ですが、良くも悪くもジュニアらしさがなく、スイングは完全にプロ」と、今大会の優勝や韓国女子アマ連覇、国際大会優勝など、期待のホープと理解した上で、現在のトレンドを取り入れたスイングだと続ける。


「バックスイングは左体重のままややワイドに、縦にクラブを上げています。縦に上げるのはラインが出しやすく、いま世界で主流の打ち方。切り返しからは、下半身をリードさせて、右腰を押し込んでいきます。この押し込みも素晴らしい。フォローではローテーションを使いながら、クラブを縦に振り抜いていて、このあたりの動きは、現在世界ランク1位のネリー・コルダと似た動き。右足の粘り、ヒザから下の使い方も上手く、フィニッシュでは完全に左足に乗り、バランス良く立っています」。

最終ホールでイーグルを奪取したシーンでは、セカンドで残り235ヤードを3Wで打ち、ピン3メートルに付けた。イチかバチかだったと言うが、「ロフト通りにインパクトしているのが安定感を上げている要素」と南。「フェアウェイウッドが苦手」、「3Wよりも5Wの方が飛ぶ」という人には、参考にしたいポイントという。

「直進性が増した今のフェアウェイウッドは、上から打ち込むとボールが上がりません。かといってアオってしまうと余計ボールは上がらない。程よく上から入れながらもレベルに打てるかどうかが大事になります」と“ロフト通り”が番手なりの飛距離につながるという。

練習場では、素振りでソールを感じるように、まずは小さく振ってみよう。「ソールが滑ればロフト通りに打ちやすくなります。ただ、スイングを大きくすると当てにいくので、この感覚が薄れてしまうんです。他にも、手元が前に出てボールを潰そうとしたり、右に体重が残ったりするのもソールが滑らない原因。ボール位置をあまり内に入れないこと、シャフトのしなり戻りを待って手元を出さないようにしましょう」。

当たりが薄くボールが上がらないと、体を突っ込ませてボールを潰しにいきがちだが、しっかりと軸をキープしフォローを低く、インパクトゾーンを長くできれば、ロフト通りに球をとらえられる。インパクトが厚くなり、ボールはピンめがけて飛んでいくだろう。

南秀樹
プロゴルファーである父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主とする指導法が高い評価を得ている。幼少期から鈴木愛を指導するなど、ツアーで活躍する数多くのプロをサポートしている。新宿中央クリニック所属

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●チェックポイントをいくつも意識していると、動きがぎこちなくなってしまうことも……。それよりも、「○○○のように振ってみて」と言われた方が、イメージが広がって良いフォームになることがあるのでは? 【豆腐、アイス、弓矢にメンコ……アナタに合うのはどれ〜】がオススメ!


 
   

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