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米澤蓮、パッティングの不安を克服、タイトリストを使用して7戦目で初優勝【勝者のギア】

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米澤蓮、パッティングの不安を克服、タイトリストを使用して7戦目で初優勝【勝者のギア】(C)ゴルフ情報ALBA.NET

<中日クラウンズ 最終日◇5日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース (愛知県)◇6557ヤード・パー70>

首位と2打差からスタートした24歳の米澤蓮が6バーディ・1ボギーの「65」をマーク。トータル13アンダーで逆転し、念願のツアー初勝利をつかんだ。2003年の星野英正以来、21年ぶりに今大会から初優勝者が誕生した。昨年まではコブラ契約だったが、今季はタイトリストになった米澤。開幕時にはその経緯についてこう話していた。


「ボールは『Pro V1x』を3年くらい使っています。元々(タイトリストの)パター、ウェッジ、ボール、グローブを使っていたので、製品自体になじみがあった。けっこう海外の試合とか今年も年明けに行ってたんですけど、やっぱりサポート体制だったり、そういうところも感じながら、元々自分自身が興味もあったので。そういう経緯です。東建はタイトリストになって5試合目です。

(V1xを選ぶ理由は)アプローチの打感やスピンが自分としてもすごく気に入っているのもありますし、ロングゲームでしっかり高さも出てくれるので『こうしたらもっといい球が打てるのに』というところを、ボールが補ってくれる感じです。去年は2位が何回かあったので、今年は1勝したいなと思っていますし、あとは賞金ランク3位以内に入ってDP(欧州ツアー)の出場権が取れればなおいいのかなと思います」

また、今週の和合で勝負の決め手となったギアは「58度ですね」。ソール幅が狭くローバンスなボーケイ『T-grind』は、地面が硬く芝の薄い「全英オープン」などで特に好まれるソール形状だが、今週の和合で米澤はコレを選んだ。

「セカンドで使うことが多かったこともありますが、和合のバンカーはアゴが高くて、すごくタイトなピン位置のバンカーに入った時でも、あのタイプ(T-grind)の58度ならすごく柔らかい球とか飛ばさない球を打てる。昔から52度と46度は入れていて、58度は状況によって違うグラインドを入れたりとか、形状が違うものとかバンスの角度の違うものを入れたりしますけど、今週はすごく下も硬くてバンカーが難しい状況だったので、できるだけバンスの少ないウェッジを入れました」

国内女子メジャーで最年少優勝をはたした15歳のアマチュア、リ・ヒョソン(韓国)もタイトリストの14本で「ウェッジ」を勝因に挙げたが、米澤の初優勝も下記のようにタイトリストの14本で、ドライバーシャフトにフジクラ『ベンタス』シリーズを選ぶ点も共通していた。また、米澤は以前陥った、パッティング時の心理的な不安を克服した点についても下記のように力強く話していた。

「(以前は)パッティングを打つのが怖かった。言葉で言い表しにくいですが、外れる回数が多くなると自信も削られてなかなか悪いイメージから抜け出せずに技術が悪いのか、自分自身も分からないところに行ってしまった。ただ、その期間もショットは良かったです。(ゴルフ人生で一番緊張した18番のパットは)自分の中の意地ではないですが、ここで絶対決め切って今まで苦しんだことを払拭してやろうと思って打った。それがド真ん中から入ったので、苦しんだことや腐らずやってきたことが報われた気がして、次に同じ状況が来た時にはもっと自信を持ってやろうと思いました」

【米澤蓮の優勝ギア】
1W:タイトリストTSR2 (11°VENTUS BLACK 6X)
3,5W:タイトリストTSR2(16.5,18°VENTUS BLACK 7X)
3I:タイトリストU505(DG AMT TOUR WHITE X100)
4I:タイトリストT200(DG AMT TOUR WHITE X100)
5I~9I:タイトリストT100(DG AMT TOUR WHITE X100)
46°:タイトリストVokey SM10 Fグラインド(DGツアーイシューX100)
52°:タイトリストVokey SM10 Fグラインド(〃)
58°:タイトリストVokey SM10 Tグラインド(〃)
PT:スコッティ・キャメロンGOLO TG6.2 Tour Prototype
BALL:タイトリストPro V1x


 
   

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