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衝撃逆転Vの一部始終を“目撃” 同組の原英莉花も15歳アマ称賛「ピンが振ってあっても狙っていた」

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衝撃逆転Vの一部始終を“目撃” 同組の原英莉花も15歳アマ称賛「ピンが振ってあっても狙っていた」(C)ゴルフ情報ALBA.NET

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇5日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6665ヤード・パー72>

15歳による衝撃のアマチュア優勝という結末で幕を閉じた今年最初のメジャー大会。最終日にそのリ・ヒョソン(韓国)と同じ組でプレーした原英莉花は、7打差大逆転劇の一部始終を“目撃”することになった。


その感想は「すばらしいプレー。最後もイーグル締めで、私も頑張りたいですね」というもの。風が吹くなか最終18番で果敢に2オンを狙い、逆転がかかった3メートルのイーグルパットを沈めた高校1年生の姿は、やはり驚かされるものだった。

さらに、怖いもの知らずの“攻撃姿勢”も目を見張るものだったという。「しっかり振ってくるし、ピンが端に振ってあっても狙っていました。難しいアプローチもパーセーブしていたし、それがいいスコアにつながったんだと思います」。ヒョソンは「優勝は考えてもいなかった」と会見で話したが、その無欲さが生んだアグレッシブなプレーだったともいえる。

昨年の韓国ツアー賞金女王で、最後は逆転される形になった21歳のイ・イェウォンは、「年齢差もあるし、一緒にプレーしたことはないですが」と前置きしながらも、「風の計算や攻略法が上手かったんだと思う」と母国の“後輩”を称えた。

自身はその風に苦しみ「76」と失速しただけに、その印象は強い。「アマチュア選手のなかではトップレベルというのは知っています」とも話したが、この優勝でさらに注目度も増すことになるはずだ。

韓国のトップアマとして活躍するヒョソンにとっても、「自分の人生のなかで優勝は何度かしているけど、涙がこみあげたり感動するのは初めてでした」とこの1勝は特別なもの。今回の結果により、プロ転向して日本ツアーで戦う選択肢もできたが、「韓国では18歳からプロ転向が可能。その前はできないので」と権利は放棄することになりそうだ。ただ「3年後には、日本ツアーでも活躍できる選手になりたい」とも話す。

一時はトップに並びながら「74」と苦しみ、トータル5アンダーの4位タイに終わった日本の年間女王・山下美夢有も「15歳の若さですごいと思う。私自身、最終日に伸ばせなかったのは悔しい」と唇をかんだ。近い将来、強力なライバルとして、再び優勝争いを演じることになるかもしれない。(文・間宮輝憲)


 
   

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