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「カリコレ」10周年で“ファイナル”に コロンビア・ピクチャーズやニコラス・ケイジ特集が

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「カリコレ 2024 THE FINAL」ロゴ

 ミニシアター「新宿シネマカリテ」が贈る映画祭「カリコレ 2024 THE FINAL」が、7月12日から8月8日の4週間にわたって開催されることが決定した。

参考:“名画座”として続けていくために 新文芸坐×早稲田松竹の担当者に聞く、これからの映画館

 新宿武蔵野館の姉妹館として新宿駅前に2012年にオープンしたミニシアター「新宿シネマカリテ」を会場に、オープン2年目の2014年7月から毎年真夏に開催されてきた映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション」(以下、「カリコレ」)。国境を越えて多彩なジャンルの作品を揃え、日本未発表作品やゲストを招いての特別上映も行ってきた映画祭が、今年で記念すべき10回目を迎える。

 ラインナップには、ハリウッドの名立たる映画メジャースタジオの中でアカデミー賞作品賞最多受賞スタジオである「コロンビア・ピクチャーズ」の創立100周年を祝福し、「コロンビア・ピクチャーズ創立100周年記念 カリコレSPセレクション」と題して、1990年代及び2000年代からカリコレ独自のセレクションで選りすぐった全6作品の特別上映が決定。

 キャメロン・クロウ監督の半自伝的作品『あの頃ペニー・レインと』特別編集版、ゲイリー・オールドマン、ウィノナ・ライダー、キアヌ・リーブス、アンソニー・ホプキンスらをキャストに迎えたフランシス・フォード・コッポラ監督の『ドラキュラ』のほか、『エル・マリアッチ』『ザ・シークレット・サービス』『ロード・オブ・ドッグタウン』『ベイビー・ドライバー』の全6作品がスクリーンに蘇る。 

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 また、配給会社「アスミック・エース」の特別企画「アスミック・エース meets カリコレSPセレクション」も決定。2013年、新宿シネマカリテで上映されヒットしたスプラッター『サプライズ』をはじめ、ジェイク・ギレンホール主演『ドニー・ダーコ』、ジェラルド・バトラー主演の『エンド・オブ・ホワイトハウス』、ロマンティックゾンビラブコメ『ウォーム・ボディーズ』、湯浅政明監督の長編アニメーション映画デビュー作『マインド・ゲーム』など、全10作品が上映される。

 また新作として、8月9日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋HUMAXシネマズほかにて全国順次公開されるダークミステリー『#スージー・サーチ』のプレミア上映が決定。

 さらに、「カリコレ×オソレゾーン世界恐怖映画セレクション」と銘打って、プラノ・ベイリー=ボンドのデビュー作『映画検閲官(仮題)』もラインナップ。

 カリコレで定番のニコラス・ケイジは今年も健在。「ケイジ、還暦! 祝・ニコケイ特集 」と題して、過去にカリコレで大ヒットした主演作『PIG/ピッグ』『ウィリーズ・ワンダーランド』『ダーティー・コップ』、そして『グランド・ジョー』『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』の5作品が一挙上映される。

 そして、第80回ヴェネチア国際映画祭で上映された、ダリオ・アルジェント監督の作品と人生を振り返るサイモン・スカフィディ監督による初の公式ドキュメンタリー作品『ダリオ・アルジェント PANICO』も上映作品に名を連ねた。アルジェントのロングインタビュー、各監督作品のメイキング映像のほか、ギャスパー・ノエ、ギレルモ・デル・トロ、ニコラス・ウィンディング・レフンらが、ホラージャンルにおけるアルジェントの影響を熱く語るインタビューも収録。今まで語られてこなかったアルジェントの創作の秘密が明かされる。

 なお、タイトルにもあるように、記念すべき10回目の開催を迎える映画祭「カリコレ」は、今年の開催を一区切りにファイナルとなる。

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