我々 “かつや者” にとって、1年のうちでもっとも警戒すべき月は何月だと思う？ 答えは4月だ。なぜなら「かつや」は4月、新商品を2回もブッ込んでくるからである。やめろぉ！ そんなことされたら体が持たない!!
つい先日出たばかりの『トンテキとチキンカツの合い盛り』に続き、2024年4月26日に発売された12万食限定の新商品『ねぎ味噌ロースカツ』。
一見、大人しそうなメニューだが……結論から述べると、裏でとんでもない事件が起きていた。心して読んでもらいたい。
・「かつや」新商品
もはや定番となった感のある「かつや」の味噌カツシリーズ。直近だと昨年12月に『味噌チキンカツ丼』という類似商品が発売されているが、何と言っても今回はロースカツ！ 繰り返す！ チキンカツじゃなくロースカツだ!!
それもただのロースカツではないぞ。玉子でとじたロースカツである！ 味噌ダレ、玉子とじ、ロースカツ……これはもう食べる前から優勝確定だろう。
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丼は税込715円で80gロース、定食は税込869円で120gロースを使用しており、いつも通りそれぞれテイクアウトも可。私（あひるねこ）は丼の方を注文させてもらった。それではお呼びしましょう。
優勝おめでとうございます！
……と、呼び込んだはいいが、青ねぎが大量すぎてもう何が何やら。ゴールデンウィーク中の行楽地のような混雑ぶりである。そこを箸で必死にかき分けていくと……
玉子を一身にまとったロースカツが姿を現す！ 繰り返す！ チキンカツじゃなくロースカツ!! 大事なことなので何度でも繰り返しますよ。さらにその下では……
見よ！ 濃厚甘辛な味噌ダレが容赦なくご飯にかけられている。そう、俺たちの「かつや」の辞書に “タレが足りない” という文字はないのだ。味が薄い、それ即ち悪。ご飯に合うよう徹底的にデザインされた味噌ダレの存在感といったらない。
そして、その味噌ダレをいつもよりもマイルドにしてくれているのが、言うまでもなく玉子である。味噌ダレ、玉子とじ、ロースカツ……この3者が有機的に絡み合うことで、『ねぎ味噌ロースカツ丼』独自の見事なグルーブを生んでいると言っていいだろう。
