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「水深ゼロメートルから」濵尾咲綺 vs さとうほなみの口論シーン公開、著名人コメント到着

キネマ旬報WEB

「アルプススタンドのはしの方」に続く〈高校演劇リブート企画〉の第2弾として、第44回四国地区高等学校演劇研究大会で文部科学大臣賞(最優秀賞)に輝いた徳島市立高等学校の演劇を映画化した「水深ゼロメートルから」。先日の完成披露上映会は盛況のうちに幕を閉じ、いよいよ5月3日(金)より全国順次公開される。

このたびメイク推奨の一軍女子高生ココロ(濵尾咲綺)と体育の山本先生(さとうほなみ)が言い争うシーンの映像、ならびに著名人が映画に寄せたコメントが解禁された。

 

 

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〈著名人コメント〉

枝優花(映画監督・写真家)
生々しい女子たちのやりとりが水のないプールのなかで繰り広げられている。
男子が知らない女子の世界。こう書くと「女ってやっぱコエー」「女のことはよくわからんわ」という冷笑が必ずセットでついてくる。…..が、この映画、山下マジックで生々しさはおろか、なんだか懐かしくなってくる。それどころか彼女たちの中に男子中学生の幻影すら見えたりする。何故かJKたちの物語に老若男女が懐かしさを抱いてしまう摩訶不思議映画。山下さん、どんな魔法使ったんだろう。

東紗友美(映画ソムリエ)
水のないプールに満ちていく少女たちの存在感、それは多様な水しぶき。
泳いでいるようにゆらめき交錯する光の粒が、最後はいっせいに輝きだす。
プール掃除の補修授業、夏に漂う気だるさこそが青春だったことを大人になってから気づく。10年後、彼女たちはどうなっているのだろうか?またいつか彼女たちに再会したい。

相田冬二(映画評論家/Bleu et Rose)
みんな。いろいろある。いろいろ考えてる。いろいろぶちあたってる。
でも。そのいろいろがそれぞれ粒だっていて。カラフルなのだ。
でも。それは彼女たちが高校生だからじゃない。女子だからでもない。ひとりひとりに
そのにんげんだけの色があるからなのだ。これは。そんな映画。

萌映(クレナズム)(ミュージシャン)
青春時代の繊細なひとときに感じていた、性別に対する悩みをリアルに描く描写がグサッと胸に刺さりました。
それぞれの少女が抱えるもどかしさや葛藤がありながらも、シーンごとで一喜一憂する姿がとても尊かったです。
水深ゼロメートルから、同じ悩みを抱えるすべての人に届きますように。

山下リオ(俳優)
プールの底に溜まる砂。水が入っている時でさえ、その砂は視界を濁し、手足をざらつかせるのだけど、気づかないふりをしていたのはなぜだろう。
ただ、本当は気づいているとも思う。
私も、あなたも、彼女たちも。
空っぽのプールがいつのまにか想いで溢れて、私は勢いよく泳いでみたくなりました。

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