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−55kg世界最強決定トーナメントに金子晃大、玖村将史らが出場。4つの外国人枠は「大物が名乗りを挙げれば」他団体の日本人選手になる可能性も【K-1】

TOKYO HEADLINE

 K-1が4月26日、都内で「K-1 WORLD MAX」(7月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)のカード発表会見を行い「-55kg世界最強決定トーナメント」の開催と今大会で1回戦4試合を行うことを発表した。

 K-1では昨年9月に「K-1 ReBIRTH」を宣言してからこれまで無差別級、−70kgの世界最強トーナメントを開催しているのだが、今回は3つ目のトーナメントとなる。

 日本からは現K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)、元Krushスーパー・バンタム級王者の玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)、現Krushスーパー・バンタム級王者の璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)、元Krushフライ級王者の大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)の4選手が参戦。残り4枠は海外の強豪を選定中で1回戦4試合は日本人vs外国人でマッチメイク。勝ち残った4選手が9月29日に国立代々木競技場 第二体育館で開催される大会で決勝ラウンドを戦う。

 この日の会見には玖村を除く3選手が登壇した。

 玖村はK-1を通じて「今回は世界トーナメントということで世界中の強い選手と戦えることにワクワクしてます。前回の70kgのトーナメントを見てやっぱり日本人が勝たないと盛り上がりに欠けることを実感したので、ここで勝ち切って魔裟斗さんの時代のMAXを超えたいと思います。世界中から来た猛者達と戦いたいので、こんなに日本人が必要なのかは分からないですが、当たったからには完膚なきまでに倒そうと思います。最後は名実ともに、この階級はK-1の日本人が最強という事を金子選手を倒して証明したいと思います。前回の勝ちで更に進化した玖村将史を魅せれる事を楽しみにしています」とのコメントを寄せた。

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 王者でありながらトーナメントに1回戦から参戦する金子は「日本人の強さをしっかり見せて勝っていきたい。初心に返って、しっかり勝ちたい」と淡々と語る。玖村が4度目の対戦を望んでいることについては「全員フラットに見て、やろうかなと思う。(玖村は)もちろん上がってくると思っているし、上がってきたらまた初心に戻って、一からという感じでやろうと思っている」とこちらは特に意識はせず。

 璃明武は「外国人選手とやってみたいと思っていた。しっかり勝って、K-1のこの階級で一番強いと証明したい。1回戦は外国人にしっかり勝って、準決勝、決勝はまだ分からないがしっかり勝ち切りたい」、Krush王者として乗り込むことになるが「Krushでは相手がいない状態だったので、次はK-1かなと思っていたところでこの話が来た。Krush代表としてというよりは…。金子選手にしても玖村選手にしても強い選手はみんなKrush王者になっていると思うんで、代表というより、自分がやってきた相手にも失礼がないようにしっかり試合をしたい」などと語った。

 大抜擢となった大久保は「自分史上最大のチャレンジだと思っている。逆に言えば最高のチャンス。すべて引っ繰り返す。自分が小さいころに見ていた舞台。すごくワクワクしている」と語った。今回の抜擢については「まだ55kgで1戦もしていないし、選ばれるとは思っていなかったので、声をかけられたときは期待されているのかなというか“大久保琉唯ならやってくれるんじゃないかな”というのがあると思うので、その期待に応えて頑張りたい」と自信を見せた。

 今回の試合のテーマについて金子は「無」と一言。璃明武は「ないです(笑)」、大久保は「自分史上最大の挑戦」とそれぞれ“らしい”返答。

 残る4枠については宮田充Krushプロデューサーが「各国から売り込みがある。日本人選手が全滅の可能性もある」と3月大会で行われた「-70㎏世界最強決定トーナメント」での日本人全滅の再現の可能性も示唆。カルロス菊田プロデューサーは「55kgですので、皆さん想像がつくと思うが、東南アジア、ヨーロッパ、中南米、その辺の国から」と語った。

 また会見後の取材ではこの4枠については「“俺のほうが海外の選手より上”と思うのであればどんどん名乗りを挙げてほしい。例えばMMAの選手がK-1で一丁勝負してやろうか”というのは全然あってもいい。この4枠は“これは”という大物が名乗りを挙げてきたら日本人選手にする可能性は否定しない」と国内のキックボクサー、MMAファイターに呼びかける場面もあった。

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