top_line

「エンタメウィーク」サービス終了のお知らせ

北村匠海の止まらない『アンパンマン』愛 妻役・今田美桜は「ひまわりのような方」と信頼

Real Sound

 柳井役として北村は以前から候補の一人にあり、ヒロイン役が今田に決定し、妻の小松暢がやなせよりも1歳年上という関係性だったことと今田が北村の1歳年上ということもリンクしていることも決め手となったようだ。舞台は高知となるが、史実に準じて今田が演じる朝田のぶは土佐言葉、北村の柳井は標準語。やなせが作詞を手がけた「手のひらを太陽に」は「描きたい」と倉崎は意欲的であるが、伝え聞くところによると、やなせが音痴だったという話があり、けれどDISH//としても活躍する北村の歌声を上手い形で生かすことのできる演出を目指していくとした。

 『アンパンマン』は元々絵本から始まっており、アニメになったのはやなせが69歳になってからのため、劇中でアニメになるかはまだ考えていないという。ただ、すでに『アンパンマン』のアニメを放送している日本テレビには挨拶を済ませており、これまでの『アンパンマン』のプロデューサーが勢揃いする場で、「お互い盛り上げていきましょう」と話したということだ。全体の構想としてはやなせの若い時代をしっかり描き、前半は高知と戦争パート、後半は上京後になる予定で、「空腹が一番つらかった」という『アンパンマン』のエピソードに繋がる戦争パートは特に力を入れて描いていくということ。

 全26週となる『あんぱん』の物語は小学生から始まり、共に子役が演じ、10代後半から今田と北村にバトンタッチ。最終盤は『アンパンマン』を生み出すところまでは描きたいとして、配役も今田と北村のままの予定だとした。

(文=渡辺彰浩)

  • 1
  • 2
 
   

ランキング(テレビ)

ジャンル