時代が昭和から平成、そして令和へと変わり、36年が経過します。昭和時代、特に戦中・戦後を知る人は今後徐々に減少していくので、昭和を生きた人たちに、昔の話を聞いてみるのもよいでしょう。
連休には、両親の実家に帰省する家庭も少なくありません。おじいちゃんやおばあちゃんに質問したいことをまとめてインタビューをしたり、昭和の遊びや料理を一緒に楽しんだりすれば、コミュニケーションも深まります。
昭和時代に起こったことを調べる
63年続いた昭和時代には、さまざまな出来事がありました。歴史の授業で習うことも多くありますが、何が起こった時代なのかを調べてみると、昭和の日の意味をより深く考えられます。
親子で図書館などで書籍を探して読み、昭和時代について話し合うのもおすすめです。昭和に関する本だけでなくさまざまな本に触れるなかで、子どもがいまどのようなことに興味を持っているか知るきっかけにもなるのではないでしょうか。
昭和の生活や歴史をテーマにした作品に触れる
昭和の生活や史実を描いた作品は、多くあります。子ども向けの絵本やマンガなどもあるので、子どもも親しみやすい作品を選び、家族で見たり読んだりしてもよいでしょう。
身近なところでは、国民的アニメ「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」も、昭和時代の生活を理解する資料になります。また、戦争や原爆をテーマにしたマンガ「はだしのゲン」は、筆者が小学生の頃に学校の図書館に全巻そろっており、常に貸し出し中になるくらい人気でした。
学びの多い作品ですが、やや刺激が強いので、年齢や子どもの性格を考慮して読ませることをおすすめします。
羊肉を食べる
4月29日は、「羊肉(429=ようにく)」という語呂合わせから、北海道のジンギスカン食普及拡大促進協議会によって「羊肉の日」にも制定されています。バーベキューや焼き肉をして、羊肉を食べるのもよいかもしれません。
羊肉は独特の風味があり、「クセが強い」と好まない人もいます。しかし、鉄や亜鉛、ビタミンB群が多く含まれており、体によい食品です。肉のなかでは脂肪が比較的少なく、「太りにくい」食べ物としての人気もあります。
ジンギスカン発祥の地である北海道・札幌では、かみ応えのある大人の羊(マトン)が主流ですが、食べ慣れていないとクセの強さを感じやすいです。食べやすさは子羊(ラム)のほうが上なので、迷ったらラム肉を購入するのがおすすめです。
昭和の日とはどんな日?制定の背景やおすすめの過ごし方を解説(https://www.sanyo-stylemagazine.jp/life-style/20220420/)
昭和の日はいつかなくなる?
AdobeStock元号が平成から令和になった際には「昭和の日がなくなるのでは?」という意見もありました。しかし、2024年も昭和の日は存在します。
祝日法も時代とともに変化しているので、法改正によって将来的に昭和の日が祝日でなくなる可能性はありますし、再度名称が変更されるかもしれません。しかし、過去に廃止された祝日は紀元節や天長節、明治節、正月、新年宴会、住民の祝祭日で、天長節は建国記念の日、天長節は天皇誕生日、明治節は文化の日として残っています。
よって祝日の変遷からは、昭和の日がなくなる可能性は「低い」といえるのではないでしょうか。
廃止された日本の祝日(https://www.weblio.jp/wkpja/content/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%AE%E7%A5%9D%E6%97%A5_%E5%BB%83%E6%AD%A2%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%A5%9D%E6%97%A5#google_vignette)
昭和の日は昭和天皇の誕生日!昭和の歴史や文化に触れ、充実した1日を
AdobeStock広告の後にも続きます
4月29日の昭和の日は昭和天皇の誕生日で、「天長節」→「天皇誕生日」→「みどりの日」→「昭和の日」と、3度も名称変更を行っています。昭和の日は、激動の時代だった昭和を顧みたり、自然に親しんだりしながら、親子で学びの多い1日にしましょう。