木版画家・たけがみたえの創作絵本『いてもたっても』（小学館）が発売された。動物や昆虫など生き物の命の輝きが力強く描かれている。また、本書の発売を記念したイベントも開催決定。原画展をはじめ、3つのイベントが行われる。たけがみたえの鮮やかで力強い作品を、間近で堪能しよう。
（参考：【写真】木版画家・たけがみたえによる創作絵本を試し読み）
すがすがしく晴れた朝。窓辺のこけしの元に、さまざまな生き物がやってくる。みんな、「いてもたってもいられない」様子で、生き生きと命を謳歌している。それを見ていた窓辺のこけしは、ふと、自分の中の「いてもたってもいられない」気持ちに気づく。自分の内側から湧き起こるわくわく、うずうずする気持ちがはっきりと分かったそのとき、こけしにあっと驚くことが起こる。
心になんだか力が宿り、新しい一歩を踏みだしたくなるような一冊だ。
