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子どもの挑戦支援 地方在住の“体験格差”解消を…「きっかけプロジェクト」

ABEMA TIMES

 そんな太優さんは将来、機械系の仕事に就くのが夢だという。

 やりたいことを企画書にまとめ、動画にてピッチも行った太優さん。その熱意が伝わり、奨学金が支給されて東京に行けることに。有名なパソコンショップに行ってみたいという。

 「最初は不安で結構お金もかかっちゃうから、どうなんだろうなって思っていたが、行くとなったからには行ったほうが成長できると思う」

 4月のある日、東京・秋葉原。同じくきっかけプロジェクトを通じてゲームの大会に参加するため訪れた伊美湊さん、ローカルパートナー・花田翔二郎さんと3人で北海道から東京へ、遠路はるばるやってきた。

 自分たちで立てたという2泊3日の予定。前日には、有名なパソコン機器メーカーのオフィスにも。最終日となったこの日は、お目当てのパソコンショップへ。

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 「いやもうワクワクで、買えるなら、何か買っていきたい」

 心躍らせながら、いざ店内へ。待つこと1時間、袋を手に太優さんが出てきた。気に入ったものはあったのか?

 太優さんは「これを買った。これをたくさん使っていい所とか悪い所とかを探して行けたらなと思っている」と笑顔で話した。

 ローカルパートナーの花田さんは「一番大きいのは、自分の力で打開する局面をいっぱい味わえたこと。自分で力を発揮(打開)することが、すごく伸びた」と振り返る。

 移動の合間には、ほんの少し、東京を観光。とても、いい経験になったようだ。

 「ネットで見るのと実際触るのはやはり違うので、実際触ってみて感じた方がいい。将来の機械系の仕事に活かしていきたいのと、あとは都会に行った時に、次は迷わないようにするために、勉強できた」(太優さん)

 住む場所に関係なく、チャレンジできるチャンスがある。阿曽沼さんは今後、このきっかけプロジェクトを全国の子どもたちに届けていくことを目指している。

 「自分の好きと、それに対するちゃんとした準備があれば、実はいろんな人が応援してくれる。そんなことをこのプロジェクトの中で支援していきたい」
(『ABEMAヒルズ』より)

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