●FW：鈴木武蔵
東京五輪での久保建英や三笘薫のように、世代別のサッカー日本代表で活躍したのち、A代表でも中心選手に成長する選手は多くいる。一方で、世代別代表で存在感を放ちながらも、A代表にうまく定着できなかった選手も枚挙に暇がない。今回は、年代別の代表で期待を集めながらも、その後は苦しんでいる選手をピックアップして紹介する。※データは『transfermarkt』を参照、4/13時点。
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生年月日：1994年2月11日（30歳）
所属クラブ：北海道コンサドーレ札幌
2024リーグ戦成績：6試合0得点0アシスト
鈴木武蔵は、桐生第一高校に在学していた2010年にU-16日本代表に選出され、初めて世代別代表を経験した。2011年には前橋育英高校を下し、群馬県代表として全国高校サッカー選手権大会に出場。大会優秀選手に選ばれ、2012年にアルビレックス新潟に加入してプロキャリアをスタートさせている。
プロ入り後も順調にステップアップし、1年目にU-19日本代表としてAFC U-22アジアカップ予選を戦うと、2016年には久保裕也をクラブの事情で招集できなかったこともあってリオ五輪に出場して、初戦のナイジェリア代表戦では得点を挙げている。
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Jリーグでも進化を続けた鈴木は、北海道コンサドーレ札幌で活躍していた2019シーズンにA代表デビューを飾って高みに到達した。だが、2020年からベルギーのベールスホットでヨーロッパに挑戦すると、うまく適応できず、2022年にガンバ大阪に加入して日本に戻ってきている。
U-21日本代表として6試合に出場して6得点を挙げた実績がある鈴木だが、A代表では9試合出場で1得点というさみしい数字になっている。今季から古巣の札幌に復帰しているが、再ブレイクはあるだろうか。
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