2024年2月22日の“猫の日”に、株式会社セガトイズから発売された猫ロボット『KIMIT ラグドール』。100匹以上の猫のデータを元に研究し開発された、最新の猫ロボットだ。
参考:【写真】100匹以上の猫のデータを元に研究し開発された猫ロボット『KIMIT ラグドール』
今回は、『KIMIT ラグドール』を編集部にご招待。猫アレルギーのため、長時間猫に触れたことのない筆者が実際に猫ロボットに触れ、どんな体験ができたのかレビューをした。
・『KIMIT ラグドール』とは
『KIMIT ラグドール(以下キミット)』は、その名の通り“ラグドール”という種類の猫をモデルにしている。ラグドールは、長めのふわふわとした毛、青い瞳、ふっくらとした体が特徴の猫だ。
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キミットは2種類あり、今回はホワイトを選択。もうひとつはブラウンになり、そちらは頭部としっぽに茶色の毛が混じっているタイプになる。価格は1体33000円(税込)。中国に拠点を置く産業用ロボットメーカー・Elephant Roboticsと、セガトイズの共同開発により完成した。
同封されているのは、キミット本体と、充電コード・アダプター、ブラシだ。開封時は、ただのおもちゃを開封するときには感じないドキドキ感を体験。箱を開けるとそこにはあまりにもリアルな猫の姿があり、取り出すときは、さながら本物の猫を触るときのような慎重な手つきになってしまった。
充電ポートは腹部にあり、電源スイッチも同じ場所に設置されている。電源スイッチはオン、オフ、“MUTE”モードの3種類があり、MUTEモードにするとキミットの鳴き声だけがオフになる。MUTEモードは集中したいときや、静かにしなければいけないときなどにおすすめだ。キミットの動きを感じながらも、静かに過ごすことができる。本物の猫だとこうはいかないので、これは猫ロボットならではのメリットなのではないだろうか。
・リアルすぎる反応に心を奪われる
起動すると、ラグドールの特徴でもある“青い瞳”が写しだされる。セガトイズのキミット開発担当者は、「目の動き、体の動作、毛並み、カラーなど、猫を飼いたい方に喜んでいただけるよう開発しました」と語った。
筆者が猫アレルギーであることも一例だが、ほかにもいろんな理由によって、猫が飼いたくても飼えない人はたくさんいるのではないだろうか。そんな人たちが求めている、猫の“温もり”や“癒し”が、キミットによって叶えられるかもしれない。