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アンソニー・ホプキンス主演『ONE LIFE』6月公開 活動家ニコラス・ウィントンの半生描く

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『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』©WILLOW ROAD FILMS LIMITED, BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2023

 アンソニー・ホプキンス主演映画『One Life』が、『ONELIFE 奇跡が繋いだ6000の命』の邦題で6月21日より新宿ピカデリーほかにて全国公開されることが決定した。

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 本作は、第二次世界大戦前夜にナチスの脅威から669人の子供たちを救い、結果的に6000人の命に繋がったニコラス・ウィントンの活動と、その子供たちとの50年後に果たした再会の実話を『英国王のスピーチ』のプロデューサーが映画化したもの。『ブラック・ミラー』のジェームズ・ホーズが監督を務めた。

 ニコラス・ウィントンは、ロンドンに住むドイツ系ユダヤ人の両親のもとに生まれたイギリスの人道活動家。株式仲買人の仕事をしていたが、労働党左派の活動家と親交があり、早くからヒトラーの政策の行く末に疑問を抱いていた。イギリスに子供たちを避難させる活動「チェコ・キンダートランスポート」を組織し、第二次世界大戦がはじまる直前(1939年3月14日から8月2日までの間)、ナチス・ドイツによるユダヤ人強制収容所に送られようとしていたチェコスロバキアのユダヤ人の子どもたちおよそ669名をチェコから脱出させることに成功。9月3日にも最大規模となる250名の子どもたちの救出が予定されていたが、9月1日の第二次世界大戦勃発により、その子どもたちを含め、以降チェコからの脱出は不可能となった。

 時は1938年、第2次世界大戦直前。ナチスから逃れてきた大勢のユダヤ人難民が、プラハで住居も十分な食料もない悲惨な生活を送っているのを見たニコラス・ウィントンは、子供たちをイギリスに避難させようと、同志たちと里親探しと資金集めに奔走する。ナチスの侵攻が迫るなか、ニコラスたちは次々と子供たちを列車に乗せるが、遂に開戦の日が訪れてしまう。それから49年、ニコラスは救出できなかった子供たちのことが忘れられず、自分を責め続けていた。そんな彼にBBCからTV番組『ザッツ・ライフ!』の収録に参加してほしいと連絡が入る。そこでニコラスを待っていたのは、胸を締め付ける再会と、思いもよらない未来だった。

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 ニコラスを演じたのは、『羊たちの沈黙』と『ファーザー』でアカデミー賞を受賞したホプキンス。共演には、『ブルックリンの恋人たち』のジョニー・フリン、『ハリー・ポッター』シリーズのヘレナ・ボナム=カーター、『ザ・クラウン』のジョナサン・プライスらが名を連ねている。

 さらに本作には、実際にニコラスに助けられたかつての子供たちや、その親族が世界中から撮影に参加。数多のキャリアを誇るホプキンスも「心を大きく揺さぶられた」と打ち明けている。
(文=リアルサウンド編集部)

 
   

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