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「ワインは人と人とを繋いでくれる存在であることを、もう一度思い出してほしい」by「ジョセフ・フェルプス・ヴィンヤード」デイヴィッド・ピアソン氏

ワイン王国

「ワインは私に忍耐を教えてくれた。バランスの大切さを教えてくれた。それから自然に対して、ワインに対してのリスペクト。尊敬の念を教えてくれた」と話すのは「ジョセフ・フェルプス・ヴィンヤード」メゾン プレジデントのデイヴィッド・ピアソン氏。

「ジョセフ・フェルプス・ヴィンヤード」は、1973年創業、昨年50周年を迎えたカリフォルニアを代表するワイナリーだ。建築業界で名の知れた存在であり、ワイン醸造家でもあったジョセフ・フェルプス氏が、ナパ・ヴァレーに自らの名を冠したワイナリーを設立した。

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土壌、ブドウの樹、植物、野生動物の保護に焦点を当て、環境保護に取り組む

「彼の情熱の原動力はワインを通じた人と人との付き合い。友だち、家族とともにワインを囲む食卓を、とても大切にしていました」とピアソン氏は語る。

ジョセフ・フェルプス・ヴィンヤーズは、持続可能な社会の実現に向けた環境保護の取り組みに力を入れている。例えば、地域の生態系への貢献として、ブドウ畑にオリーヴや果樹を植えて地域の生物多様性を促進したり、野生動物の生息地の保護としてフクロウやブル―バードのための巣箱を設置し鳥の生息を推奨している。また、ワイナリーでは設置したソーラーパネルから生成されるエネルギーを主に使用し、再生可能エネルギーの活用も行っている。

カリフォルニア初のボルドーブレンドのワイン『インシグニア』

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「カリフォルニア・ワインと聞くとマッチョなワインを想像する人も多いでしょう。ジョセフ・フェルプスのワインを飲むと、皆さんビックリします」とピアソン氏。

カリフォルニア初のボルドーブレンドワイン『インシグニア』(左、税別5万3000円)。発売した時は、世界中のワイン愛好家が驚いたという。2019年ヴィンテージのブレンド比率は、カベルネ・ソーヴィニヨン93%、プティ・ヴェルド5%、マルベック2%。赤い果実、クレーム・ド・カシス、タバコ、乾燥したバラなど、グラスから次々と香りが立ち上る。「控えめで慎み深いタンニンを目指している」との言葉通り、丸みのある口当たり、滑らかで、ベルベットのようなタンニンが印象的だ。

『カベルネ・ソーヴィニヨン』(右、税別1万6000円)は設立当初から造られ、クラシックなナパ・ヴァレーの特徴を持つワイン。インシグニアを造った後に残っているベースワインに買いブドウをブレンドし、熟成している。2021年ヴィンテージのブレンドは、カベルネ・ソーヴィニヨン92%、プティ・ヴェルド4%、カベルネ・フラン2%、メルロ1%、マルベック1%。ブラックチェリーやブルーベリー、ダークプラムなど色の濃い凝縮した果実味と上品な酸。こちらもシルキーなタンニンが印象的だ。

未来へのアプローチ

「歴史を守るだけに甘んじるわけではなく、未来へのアプローチも大切なことです」とピアソン氏。

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