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馬好きの聖地かも?馬にゆかりのある神社(九州編)

乗馬メディア EQUIA

全国には馬にゆかりのある神社が数多く存在します。
今回は、九州の神社をご紹介します。
競馬ファンにはお馴染みの、国内のGⅠレースにゆかりの神社もありますよ。

宇賀神社(福岡)

最初にご紹介するのは、福岡県にある宇賀神社です。

福岡藩藩主黒田継高が五殻豊穣を祈って造営したという由来から「黒田稲荷」とも呼ばれています。

宇賀神社は、元々は田んぼの中にあった小さな祠(ほこら)だったと言われています。
福岡藩6代藩主の黒田継高公の時代、九州全域が「享保の大飢饉」に見舞われ、人が7万人、牛馬4千頭が餓死しました。継高公は、飢饉からの藩政立直しがひと段落した後、「風雨順時」や「五穀豊穣」を祈願するため、田んぼの中に新たに神殿、拝殿を造営したそうです。

住宅に挟まれた細い参道を進むと、石造りの鳥居と三度目の朱色の鳥居が4つあります。4つ目の朱色の鳥居をくぐると、奥に本殿があります。
一見するとごく普通の神社なのですが、この宇賀神社が何故馬にゆかりの神社なのかというと、それは拝殿に入るとわかります。

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拝殿の天井には、巨大でリアルな馬の人形が掲げられています。この馬形は約2.4mほどもあるそうです。宇賀神社は、この馬の飾りから「馬の神社」として有名な神社なのです。

この馬の人形がいつから飾られているのかは不明ですが、素材や製法などから昭和初期に博多祇園山笠の飾山の人形が奉納されたのではないか?という説が有力です。昭和初期につくられた山笠人形は、太平洋末期の福岡大空襲でほとんど消失してしまっているので、当時の人形の作りを知る意味でも非常に貴重な人形ということになります。

2005年に発生した福岡県西方沖地震の際、最大震度6弱の地震により、宇賀神社も鳥居が倒れる被害を受けました。甚大な被害を受けたにもかかわらず、拝殿にある馬の人形は落ちることもなく難を逃れたそうです。
そこから「落ちない」、「うまくいく」ということで、入試を控えた受験生に人気の神社となっています。

神 社 名 宇賀神社
住 所 福岡県福岡市中央区大宮2丁目2−23
ア ク セ ス 西鉄天神大牟田線西鉄平尾駅から徒歩8分
主 祭 神 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
例  祭 初 午

下馬神社(熊本)


続いての馬にゆかりのある神社は、下馬(げば)神社です。

具体的な創建時期などは不明ですが、言い伝えによると戦国時代末期に創建されたそうです。

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