粋で示唆に富んだ噺で客を唸らせる落語家は、その引き出しの多さに目を見張るものがあるのだが、林家三平には全く当てはまらないようである。図らずもその無学ぶりを次々と晒すことになったのが、1月15日の「呼び出し先生タナカ」(フジテレビ系)でのシーンだった。
この日のテーマは「紅白勉強合戦SP」。出演者が男女に分かれ、テストの合計得点を競い合うものだ。中央大学経済学部中退の経歴を持つ三平は「白組」の即戦力として期待されたものの、それはアッサリと崩れ去ってしまう。
三平はまず「でぞめ」(出初め)という漢字を間違えてしまう。「新年になって初めて出る」ことを意味し、「出初式」という言葉でも知られるが、彼が書いた漢字は「出染め」。これには「染める方にいっちゃった…」と、何の面白みもない言い訳を展開する。
するとHiHi Jetsの猪狩蒼弥が思わず言った。
「頼みます、ほんと。マジ、いい加減にしてほしい。何やってんすか」
広告の後にも続きます
アイドルにキツいダメ出しをされた三平は、
「出初めっていう言葉があんまり落語に出てこないんですよ」
本当にそうなのか、と疑うアンガールズ・山根良顕が、
「(そういう)イベントに呼ばれたりとか…」
と追及の手を強めても、