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ジェネレーションギャップもへっちゃら…関根勤が明かしたタモリとの大失敗 “ボケまくり” 15分

SmartFLASH

 有吉さんはオープニングで関根さんが出演していることに「先輩すぎる!」と爆笑していました。

 

 関根さんは、4世代下のマヂカルラブリー・村上さんとペアを組むことになり、得意のモノマネで勝負。しかし、そのモノマネのチョイスは長嶋茂雄さんと藤岡弘、さんといった昭和の大スターでした。

 

 子供や若年層が多いと言われる『有吉の壁』の視聴者層には、正直、響きにくいチョイスです。しかし、関根さんはそんなことはお構いなしに、昭和スターのモノマネを全開でやり切り、爆笑を取っていました。

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 そんな関根さんですが、かつてレギュラー出演していた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のお客さんが若年層だったことで、一時悩んでいた時期もありました。

 

 その頃のお話を、筆者は以前、ご本人からお聞きしています。

 

「年末の『笑っていいとも!特大号』のモノマネ歌合戦のトリが俺だったの。

 

 それまでは、ぐっさん(山口智充)とかめちゃくちゃウケてるわけよ。それで『さぁ!いよいよ大トリです。今年のトリを飾るのは関根さん。CWニコルです』って紹介されて俺が『森は暖かい。川は生きている』って言ったらシーーン。

 

 俺さ、JR新宿駅の電車の音が聞こえてくるかと思ったよ(笑)。それで『失敗したな』ってずっとしこりが残ってたわけ。

 

 でも、その半年後ぐらいに『ジャングルTV』(TBS系)に武双山がゲストに来て、『CWニコル最高でした』って言われて。それで『こういう人が何人かいたんだ。じゃあ、いいや』と思ってしこりが解けたの」

 

 武双山さんのひと言で関根さんは「大勢に刺さらなくても何人かに刺さればいいじゃないか」という考えになり、その場でウケなくても気にならなくなったそうです。

 

「小堺君とか欽ちゃんがいたら、俺がボケると『なに言ってんだよ』って止めてくれるの。でも、タモリさんてボケだから、俺がボケてもツッコまずにボケをかぶせてきて止めないの。

 

『いいとも』の後説の収録でSPEEDの話になって、『(島袋)寛子ちゃんは12歳でデビューですよ。昔の中三トリオの山口百恵ちゃんでも15歳。12歳だと小学6年生ですよ。アイドルの低年齢化が止まりませんね。そのうち幼稚園とかあるかも』って俺がタモリさんに言ったわけ。

 

 そしたら、タモリさんが止めないの。『そうだね。どんどん下がっていくかもな……3歳とか』って。

 

 それで俺が『赤ちゃん隊とかあるかな』って言ったら、タモリさんが『胎児って言うのもあるかもな。超音波で画像見せながら。精子隊や卵子隊もあるぞ。ファーストアルバムは『はるかなる受精』だな』って止まらない(笑)。

 

 興奮してるから、そのときは2人で15分ぐらい話したの。そしたら、僕とタモリさんが一番年上だからレギュラー陣が何も言えなくて3歩ぐらい引いて後ろの方で見てて。それで客席もシーンとして笑いもひとつもおこらず(笑)」

 

 ひとつのボケをここまで掘り下げることができるタモリさんと関根さん。そのすごさ、筆者には刺さりまくりです。

インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。

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