家族をめぐっては、離婚調停になっているだけでなく、トラブルなどの相談、取り扱い歴も4回あり、警察は、引き続き経緯などを詳しく調べているという。
このニュースに、SNSでは驚きの声とともに、卓球五輪メダリストの福原愛と比較する声が多くあがった。
《このまま子供を返さなけりゃ誘拐も仕方ないけど、逮捕事案か?これ?男だからだろ。だって卓球のあの女性。逮捕されてないけど》
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《我が子とたった1日一緒にいた男性が即逮捕されている一方で、福原愛が1年以上野放しなのは何故ですか? 福原愛の方がよほど悪質だと思いますが》
《子どもと遊ぶお父さんを誘拐罪で逮捕。しかも、わずか16時間。単に離婚調停中なだけでしょ? 福原愛ちゃんは、子どもを1年も連れ去って、裁判所から引き渡し命令まで出ているんだぞ?》
本誌8月22・29日合併号では、福原が逮捕される可能性について報じている。
福原が、元卓球台湾代表の江宏傑氏と離婚したのは2021年7月。長女と長男に対しては、元夫婦の共同親権が設定され、2人の子は生まれた台湾で、江氏とともに住んでいた。
2022年7月、福原は1年半ぶりに子供と再会するため、台湾を訪問。夏休みの間だけ日本で一緒に過ごす約束で、長男を預かり帰国した。ところがそれ以降、福原は連絡を絶ち、長男を江氏の元に戻さないまま現在に至る。
業を煮やした江氏は、東京家庭裁判所に長男の引き渡しを求める申し立てを起こす。一方の福原は、単独親権に変更する調停を申し立てていた。
結果、家裁が7月20日に下した審判は、福原に対し長男を引き渡すよう命じるものだった。さらに、緊急性がある場合に認められる「保全命令」までも出された。また、福原の単独親権は却下された。
しかし、福原はいっこうに長男を戻そうとしないため、江氏は緊急来日し、7月27日の記者会見で「早く息子に会いたい」と、涙ながらに訴えた。福原は代理人を通じて反論したものの、自身は表舞台に姿を見せていない。
江氏は、福原が円満に長男を返してくれることだけを求めているが、かりに刑事告訴が受理され、捜査が開始されれば、逮捕の可能性も出てくる。国際結婚に詳しいある弁護士は、今回のケースについてこう話している。
「2人はともに親権を持っていますが、監護者である江さんから子どもを連れ去った場合、未成年者誘拐罪に問われます。現に、そうした事件は発生しています。実子なのだから母親が連れ去っても誘拐罪に当たらない、と日本では見られがちですが、それは誤り。実子の連れ去りは誘拐というのが、世界の常識です」
一方、相手が外国に出た場合は、逮捕が難しくなる。
「現在、福原さんは海外にいる可能性があるとのこと。しばらくは、海外に逃げておこうということなのかもしれませんが、子どもを海外に連れ出すともっと罪が重くなります。まずは相手方に居場所を伝え、子どもを返すべきです」(同前)
北海道での息子連れまわし事件から、思わぬ形で飛び火した福原への非難。このまま福原が姿をくらましている状況が続くなら、非難は拡大するばかりだ。