デビュー3年めの市民会館でのライブ以来、19年ぶりとなるサザンの凱旋に、茅ヶ崎の街は大いに沸き立ち、駅には『お帰りなさい 桑田佳祐』の横断幕が掲げられたほか、ライブ会場となった茅ヶ崎公園野球場への道は人、人、人で埋め尽くされました。
ライブは2日間で約4万6000人を動員し、付近の浜辺には会場に入れないファン1万人が押し寄せたそうです」(音楽ライター)
すさまじかったのが、チケットの倍率だ。茅ヶ崎市制70周年を記念して刊行された『わたしが見たあの日のちがさき』に、実行委員会のメンバーだった丸山孝明さんの証言が掲載されている。記事によれば、茅ヶ崎市民枠として用意された1万3000人ぶんの抽選倍率はなんと10倍。
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1軒の家から100通を超える応募もあり、ライブの実現に尽力した添田高明市長(当時)も抽選で外れたという、まさに伝説のライブだった。
その後、同会場でのライブは、サザンのデビュー35周年となる2013年にも2日おこなわれているが、今回はそれ以来、10年ぶりの開催となる。今回は9月27日(水)、28日(木)、30日(土)、10月1日(日)の4日間あるとはいえ、チケット争奪戦は必至とあって、ネット上には、
《4日間茅ヶ崎公園野球場で開催ですか。チケットの競争率高そうだなー》
《今回は4日ありますから、何とか取れるとは思いたいんですが》
と、チケットの心配をするファンの声も多い。
7月17日からは、4年ぶりとなる新曲を3カ月連続で配信するサザン。「茅ヶ崎ライブ2023」のチケット販売は、6月30日(金)のファンクラブ先行受付からスタートする。