こうして、パリで開発された醸造レシピを日本で醸す日本版のTHE CLASSICは生まれた。『東光』で知られる米沢市の「小嶋総本店」が、山形県産の飯米『つや姫』と地元の水を使って手掛けている。多様な食と調和するTHE CLASSICのDNAが芯になっているが、日本の風土を映し出す繊細さも持ち合わせている。
アメリカでの現地醸造の構想も。今井氏は「風土や食文化に合ったSAKEを、その土地で、その地の原材料で醸す。これを世界に広げ、日本酒でもないワインでもない、新しい選択肢としてのSAKEを発信していきます」と意欲を見せた。
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text by Asako NAKATSUMI