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高齢期の「創作」と「発信」が鍵 抑うつ予防効果も? 「世界最高齢のアプリ開発者」若宮正子さんに学ぶ“3つのメリット”

オトナンサー

 創作活動ではなくても、アウトプットを心掛けるようにすることで、同じような効果が得られるはずです。

 例えば、読書はインプットですが、読書会に参加して意見や感想を交わすとアウトプットになります。他にも、「音楽を聞くだけでなく、演奏して聞いてもらう方に回る」「勉強や研究をするだけでなく、それを教えてみる」といったことも考えられます。

 若宮さんは、「SNSで発信するのも創造するのと同じようなもの」とおっしゃっていましたが、ブログを書いたり、インスタグラムやフェイスブックを使ったりして発信を楽しむのもいいかもしれません。

 考えてみれば、地域コミュニティーが機能していた時代には、冠婚葬祭や年中行事、家事といった日常のさまざまな場面で、お年寄りが知恵や技、慣習などを伝承する場面がありました。子や孫を相手にした昔語りもありました。意識せずとも、アウトプットが求められていたわけですが、そんな地域コミュニティーが消滅しかかっている現代では、意識しないとアウトプットができなくなってきています。

 若宮さんが「お年寄りほど、ITを活用すればいいことがある。苦手意識を持たずに取り組もう」とおっしゃるのは、地域のつながりでのアウトプットが難しい現代において、それに替わるのは「IT機器を使った創作活動」と「インターネットを活用した発信」だということだと思います。

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